Windows/MacでAVI動画データをMP4形式へ変換する方法!オンラインでも対応!

AVIは、マイクロソフト(Windows)で標準的に使用される動画形式であり、ファイルの拡張子は.aviになります。
このAVI形式で保存された動画データは、数分程度の映像であっても1GB以上の容量になることが一般的です。
一方で、現在主流となっているMP4形式は、高い汎用性と効率的な圧縮率を兼ね備えており、多くの場面で選ばれています。
この記事では、AVIをMP4に変換する方法(ソフトウェア・オンラインサイト)を分かりやすく解説していきます。
(1)AVIをMP4に変換するに知るべきこと
@、拡張子変更について
AVIをMP4に変換って、そのまま「拡張子」を変更しただけで動画は見れません。
拡張子はファイル形式を表すものですので、変更しても根本が変わらないので無意味なのです。
目的の拡張子にしたければ、別に動画を変換(エンコード)するためのソフトやオンラインサイト、スマホアプリを要します。
A、エンコード方式について
MP4は動画データの入れ物にすぎず、動画をどのコーデックでエンコードするかにより、出力画質とファイルサイズの差が大きいです。
現状でMP4で保存される動画のエンコード方式は、使用用途によって主に下記のものがあります。
- ・MPEG-4(part2):ポータブル端末や低速回線でのネット上での動画再生向け
- ・H264/AVC:ハイビジョン(フルHD)放送の録画、ブルーレイビデオの収録
- ・H265/HEVC:4K、8K放送の録画、4K、8K動画の再生
一般的には、同じファイルサイズを生成する場合、出力画質はH265/HEVC>H264/AVC>MPEG-4こういう関係です。
同じ画質を維持する設定にした場合、MPEG-4でH264/AVCの1/2、H265/HEVCで1/4に圧縮できます。
B、インターレース解除(必要な場合)
AVI形式の動画がインターレース方式で記録されている場合、MP4に変換する際にプログレッシブ化(インターレース解除)を行うと、PCやスマートフォンで再生する際に発生する横縞(コーミングノイズ)を防ぐことができます。
これにより、映像の見た目の品質が向上します。
(2)WindowsとMacパソコンでAVIをMP4に変換する方法
WindowsやMacパソコンの上で使える動画変換ソフトと言えば、無料から有料まで、機能がシンプルで使いやすいものから上級者向けの高機能なものまでありすぎます。
次の内容では、おすすめのソフトごとに別れて、AVIをMP4に変換する操作方法を説明します。
AVI MP4変換ソフト@. Winxvideo AI
- ✔ 【対応OS】:Windows 10/8.1/8/7とそれ以下(32 & 64 bit)
- ✔ 【広告】:なし
- ✔ 【ロゴ】:なし
- ✔ 【キーワード】:使いやすい、高速、高画質、多機能
Winxvideo AIはPCに取り込んだ動画をさまざまな形式に変換可能です。AVI、MP4、MOV、WMV、FLV、MKV、H.264、H.265、TSなど、多くのビデオフォーマット間の相互変換ができるだけでなく、各サービスやデバイス向けにプリセットされたプロファイルも用意されています。
出力画質は、高・中・低の3段階で自由に調整できるほか、「自動コピー」モードを使えば動画の品質を損なうことなく変換することも可能です。さらにインターレース方式で記録されたAVI動画ファイルの変換と同時に、インターレース解除を行うことが可能です。
変換速度と使いやすさが際立っているため、AVIファイルを無劣化でMP4に変換する際には最適な選択肢となります。
Winxvideo AIでAVIをMP4に変換する操作手順

step1Winxvideo AIのトップ画面で、「変換」アイコンをクリックします。

step2すると、変換画面がポップアップされて、上部にある「+動画」をタップして、パソコンから対象のAVI動画を選択してソフトに読み込みます。または、ドラッグ&ドロップするだけで読み込みもできます。読み込む動画は一本だけでもいいし、複数でもいいです。
step3特に何か要求がないなら、画面下側にある「ビデオ」タブから「MP4」形式を選択します。最後に「RUN」ボタンをクリックするとAVI MP4変換が始まります。
- Winxvideo AIはインターレース方式で記録されたAVI動画ファイル(例えば、古いDVカメラやアナログ放送から取り込んだもの)をMP4に変換する際に、自動または手動でインターレース解除(デインターレース)を行うことができます。

AVIからMP4への変換(無劣化・高画質)
☑ AVI、MP4、MOV、MKV、FLV、WMV、HEVCなど幅広い形式をサポート。高圧縮率で画質を維持した変換が可能。
☑ AVIからMP4への高画質変換、インターレース解除、そして様々なAIによる画質向上機能を兼ね備える。
☑ GPUハードウェアアクセラレーションにより、変換やAI処理が非常に高速。
AVI MP4変換ソフトA:XMedia Recode
- ✔ 【対応OS】:64bit版のWindows 7/8/8.1/10
- ✔ 【広告】:なし
- ✔ 【ロゴ】:なし
- ✔ 【キーワード】:使いやすい、完全無料、高画質
XMedia Recodeは、DVD/Blu-rayディスクを含め、様々な動画・音声ファイルを変換できるフリーソフトです。
商用・非商用を問わず、完全無料でAVIをMP4に変換するには、XMedia Recodeは定番中の定番と言えます。
それに、簡単な編集機能も備えており、例えば、既存のビデオファイルにチャプターを追加したり、ビデオをアップスケール(拡大)変換したり、映像のサイズを小さくしたり、動画の解像度/コーデックを調整したり、動画の不要な部分を削除したりすることもできるので、単なる変換用ソフトではありません。
ただ、高性能でオリジナルの画質をそのまま持ち越すことができるが、致命的な欠点として変換時間は異常に長いと感じます。
XMedia RecodeでAVIをMP4に変換する操作手順

step1XMedia Recodeを起動後、左上から「ファイルを開く」をクリックして、AVIファイルを読み込みます。またはファイルをドラック&ドロップします。
step2ファイルの読み込みが完了すると、画面の真ん中で「形式」タブから「.mp4」かを選択します。ごニーズに応じて、続いて「映像」→「一般」タブから、コーデックを「HEVC/H265」に指定することもできます。ただ、H265のエンコードは、GPUオンボードは性能が低すぎて使用できません。
step3上部の「エンコード」をタップして動画のエンコードを始まります。
エンコードに必要な時間は、パソコンのスペックにも動画本体の長さにも依存するが、完了するまで気長に待ってください。
AVI MP4変換ソフトB:Handbrake
- ✔ 【対応OS】:Windows10/8/7、Mac、Linux
- ✔ 【広告】:なし
- ✔ 【ロゴ】:なし
- ✔ 【キーワード】:使いやすい、オーペンソース、高速
Handbrakeは、DVD/Blu-rayディスクや様々な動画ファイルを変換できるオーペンソースのフリーソフトです。
動画変換作業を行う際に、迷惑な広告、嫌なロゴ・透かし、時間と機能制限など一切ないし、無料で使えるとは思えないほど優秀で愛用されています。
h264/h265をはじめ、対応可能なコーデックや形式は非常に多くて、複数処理の一括変換が可能な特徴を持っています。
また、音声トラックや外部字幕の指定、画質や音質の設定などは、自分のお好みに合わせてご自由に調整可能です。
GPUアクセラレーションもサポートするので、より速いスピードでAVI動画をMP4にエンコードすることができます。
HandbrakeでAVIをMP4に変換する操作手順

step1Handbrakeを起動して、変換したいAVIファイルを灰色で覆った右の部分へドラッグ&ドロップして読み込みます。

step2動画の読み込みが完了すると、画面下側の変換設定タブ一覧が出てきているはずです。「概要」タブの下で、動画形式を「MP4」に指定する以外、とくに設定する必要はありません。
step3そして、「映像」タブの下で、利用したいコーデック(MPEG-4、H264、H265など)を選択しましょう。また、「品質設定」のスライドバーを左右に動かすことで、動画のクオリティが変化します。お好みの設定を、見つけてみてください。
step4上記の設定に問題はなければ、画面上部メニューにある「エンコード開始」をクリックして拡張子の変更が自動的に開始します。
(3)インストール不要なオンラインサイトでAVIをMP4に変換する方法
第三者の動画変換ソフトをダウンロードしてインストールする手間をかける必要はなく、Web上で直接AVI形式をMP4形式に変換することが可能です。
AVI MP4変換サイト@: Online Video Converter
- ✔ 【日本語対応】:可能
- ✔ 【広告】:なし
- ✔ 【広告】:あり
- ✔ 【安全性】:高い
- ✔ 【公式サイト】: https://convert-video-online.com/ja/
Online Video Converterは、様々な動画オファイルをオンラインで変換できる無料サイトです。
既に閉鎖されており、非常に知名度が高い「onlinevideoconverter」サイトの後続サイトとしてよく使われています。
AVIはもちろん、300種類を超えるフォーマットから、MP4やMPEGなどの動画形式への変換をサポートしています。
ファイルサイズは、最大 2GB まで対応しており、変換する時の設定によって、解像度やビデオ・オーディオコーデック、および動画出力サイズの推定を設定することができます。
変換作業はすべてOnline Video Converter側で行われるため動画変換に向いていない低スペックのパソコンでもサクサク使えます。
Online Video ConverterでAVIをMP4に変換する方法

step1公式サイトにアクセスしてから、青いアイコン「ファイルを開く」、「Google Drive」、「Dropbox」、「URL」のいずれかをクリックし、MP4に変換したいAVI動画を選択してアップロードします。
step2アップロードしたら、変換先の動画形式を指定します。デフォルトではmp4形式が選択されているのでそのままいいです。
step3「変換」ボタンをクリックすると、動画の変換が開始されるので、完了するまでしばらく待ちましょう。

step4動画の変換が完了したら、表示される[ダウンロード]アイコンを押してパソコンに動画を保存しましょう。
AVI MP4変換サイトA:Convertioオンラインの動画コンバーター
- ✔ 【日本語対応】:可能
- ✔ 【広告】:なし
- ✔ 【広告】:あり
- ✔ 【安全性】:高い
- ✔ 【公式サイト】: https://convertio.co/ja/video-converter/
convertioは、動画や画像を編集、変換する時によく使われるオンラインサイトです。
アカウント登録しない場合、100 MBまで無料変換してくれます。アカウント登録で300MBまで無料で変換してくれます。それ以上は、有料のプランを利用することになります。
クラウド上で行われるため、オンラインでもスムーズに変換作業ができます。それにより、AVI動画をMP4へ変換する作業の処理も早くてスピーディーです。
また、複数の動画ファイルを一括で追加して変換することも対応できます。
変換したファイルは永遠にconvertioに残るわけでなく、1日以内に自動で消去されます。
ConvertioでAVIをMP4に変換する方法
step1上記の公式サイトをクリックして、「オンライン動画コンバーター」と書かれたページにアクセスします。

step2「ファイルを選ぶ」、「Google Drive」、「Dropbox」、「URL」のどれかから対象のAVI動画をアップロードします。

step3アップロードが完了したら、赤枠で囲まれたボタンをタッ用したい出力形式「MP4」を選択して下さい。
step4赤い【変換】のボタンを押してください。後は、変換処理を行うため少し待つ必要があります。

step5【ダウンロード】というボタンが出てくるとクリックして変換後のファイルをダウンロードします。
(4)まとめ|AVIをMP4に変換する最適な方法を選ぼう
AVIを無劣化でMP4に変換したい場合、まずはXMedia Recodeを活用して「ストリームコピー」や「パススルー」オプションを試すのが理想的です。これらの方法を使えば、理論上画質の劣化は発生しません。
もしこれで対応できない場合や、より高機能な変換処理を求める場合には、HandBrake(高画質・高圧縮率対応ソフト)や、有料版ではありますがWinxvideo AIのような多機能かつ高速・高画質が特徴のツールを検討すると良いでしょう。なお、両者とも無料で試せる版が用意されています。
オンライン変換サービスも手軽で便利ですが、ファイルサイズの制限やアップロード速度、セキュリティ面を考える必要があります。そのため、短時間の動画や重要度の低いファイルの利用に向いていると言えます。