なお、逆テレシネやクロマスムーズ、シャープ化などの他の項目は、特別な理由がない限りデフォルトのまま変更する必要はありません。
必要以上にフィルタを適用すると、変換時間が長くなったり、映像の細部が失われたりする場合があります。
更新日:8月14日(金)
「HandBrakeを使ってみたいけど、設定方法がわからない…」
「HandBrakeのおすすめ設定を知りたい」
「変換した動画の保存先はどこで変更できるの?」
HandBrakeは無料で使える高機能な動画変換ソフトですが、設定項目が多いため、初めて利用する方にとっては「どの項目を変更すればいいのか分からない」と感じることもあります。
そこでこの記事では、HandBrakeのダウンロード方法から設定画面の使い方、おすすめ設定までを詳しく解説します。HandBrakeをより快適に使いたい方はぜひ参考にしてください。
まずは、HandBrakeの公式サイトにアクセスして、「Download HandBrake1.11.2」をクリックして、最新版のインストーラーをダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして起動します。
インストール画面が表示されたら、「Next」をクリックし、画面の案内に従ってインストールを進めます。特別な設定は必要なく、基本的には初期設定のままで問題ありません。

インストール完了後、HandBrakeを起動すると、「You Must Install .NET Desktop Runtime...」というメッセージが表示される場合があります。これは、HandBrakeの動作に必要な「.NET Desktop Runtime」がパソコンにインストールされていない場合に表示されるものです。
その場合は「はい」をクリックして、Microsoft公式サイトから.NET Desktop Runtimeをダウンロード・インストールしてください。

.NET Desktop Runtimeのインストールが完了したら、HandBrakeを再度起動します。
これで、最新版Handbrakeのインストールは完了です。
HandBrakeのような複雑な設定は不要。動画を追加するだけで、MOV・MKV・VP9などさまざまな形式へ高速変換できます。
さらに、AI高画質で、低解像度の動画もより鮮明で美しい映像に仕上げられます。
まず、メニューバーの「ツール」→「基本設定」をクリックすると、Handbrakeの設定画面が表示されます。

基本設定画面では、HandBrakeを快適に使うためのさまざまな項目を変更できます。例えば、動画変換後の保存先、ログファイルの保存場所、更新通知、パフォーマンス設定など、ソフトの動作に関する基本的な設定が可能です。
また、プレビュープレイヤーやファイル名のルール、UIの表示言語、テーマなども変更できるので、使いやすいようにカスタマイズしましょう。
ここでは、HandBrakeを使う際によく変更する基本設定について解説します。もちろん、初期設定のままでも問題なく利用できます。
「基本設定」内の 「出力ファイル」 タブに、「デフォルトの保存先」 という項目があります。
「参照」 をクリックして、自分が常に保存したいフォルダ(例:C:\Users\pc\Desktop)を指定すれば、以降すべての変換でそのフォルダが初期保存先になります。

これで毎回保存先を選ぶ手間が完全に解消されます。
HandBrakeでは、変換前に動画の仕上がりを確認できるプレビュー機能が搭載されています。
プレビューを再生する際に使用する外部メディアプレーヤーは、「基本設定」から変更できます。
「全般」タブを開き、「メディアプレーヤーのパス」の項目で「メディアプレーヤーのパス」の項目を確認してください。

デフォルトでは「VLC」が指定されていますが、「参照」をクリックし、普段使用している「5KPlayer」や「MPC-HC」などのプレーヤーに変更することも可能です。
HandBrakeで長時間の動画をエンコードする場合は、システム設定も確認しておきましょう。

「エンコード中にシステムがスリープ状態にならないようにする」にチェックを入れておくと、エンコード中にPCが自動的にスリープ状態になるのを防げます。
また、エンコード中にほかの作業をする場合は、「優先度」を「通常以下」または「低」に設定するのがおすすめです。HandBrakeによるCPU負荷を抑えやすくなり、エンコード中でもほかのアプリを操作しやすくなります。
以上がHandBrakeの基本設定画面の主な使い方です。
ちなみに、Handbrake の設定を元に戻す場合は、「リセット」タブから全てHandBrake設定を規定にリセットすることが可能です。
HandBrakeを思い通りに使いこなすには、自分の目的に合った設定を選ぶことが何より大切です。
それでは、HandBrakeで動画エンコードする際におすすめの設定をご紹介します。
HandBrakeの「概要」タブは、出力する動画ファイルの形式(コンテナ) を決定する最初の重要な設定画面です。
ここでは、以下の主要なファイル形式から選択できます。
一般的な用途には、迷わず「MP4」を選ぶことをおすすめします。

互換性に優れ、ファイルサイズと画質のバランスも良好で、初心者から上級者まで幅広く活用できる形式です。
HandBrakeの「寸法」タブでは、出力する動画の解像度、縦横比などを設定できます。

回転・反転:
デフォルトで問題ありません。
クロッピング:
「自動」に設定するのがおすすめです。HandBrakeが動画内の黒帯などを自動で検出し、適切に切り抜いてくれます。
解像度制限:
出力する動画の最大解像度を指定します。例:4K動画の解像度を1080pに下げたい場合は「1080p HD」を選択します。
アナモフィック:
動画の横幅を引き伸ばして再生する方式です。通常の動画変換では「なし」を選択することをおすすめします。
ピクセルアスペクト比:
1つの画素の縦横比を設定する項目です。通常はデフォルトのままで構いません。
拡大縮小サイズ:
出力する動画の幅・高さを指定します。
最適なサイズ:
元動画の縦横比を維持したまま、最も適切なサイズに自動調整してくれます。基本的にはチェックを入れておくことをおすすめします。
アップスケールを許可する:
元動画をより高い解像度へ拡大したい場合にチェックを入れます。
ただし、通常の拡大では画質が向上するわけではなく、映像がぼやける場合があります。そのため、基本的にはチェックを外してください。
フィル: 動画の縦横比を維持したまま、指定した解像度に合わせて余白を追加します。
色:追加する境界部分の色を設定できます。通常は黒のままで問題ありません。
上記すべての設定(クロッピング・拡大縮小など)を反映した最終的な出力サイズがここに表示されます。
HandBrakeの「フィルタ」タブでは、インターレース解除やノイズ除去など、動画の画質を補正するための設定を行えます。

インターレース解除:
DVDやTV録画の映像を変換する場合は、「Yadif」または「Bwdif」がおすすめです。映像のちらつきや横線を抑え、滑らかな映像に補正できます。
デノイズ:
動画のざらつきやノイズを軽減したい場合に使用します。高品質なノイズ除去を行いたい場合は「NLMeans」、処理速度を重視する場合は「HQDN3D」がおすすめです。
なお、逆テレシネやクロマスムーズ、シャープ化などの他の項目は、特別な理由がない限りデフォルトのまま変更する必要はありません。
必要以上にフィルタを適用すると、変換時間が長くなったり、映像の細部が失われたりする場合があります。
HandBrakeの「動画」タブでは、動画エンコーダーや画質、ビットレートなど、出力動画の品質に関わる設定を行います。

動画エンコーダー:
一般的な動画変換では、互換性と画質のバランスに優れた「H.264(x264)」がおすすめです。
フレームレート:
必ず「ソースと同じ」 を選択してください。
Color Range:
「ソースと同じ」を選択します。誤って変更すると、黒つぶれや白飛びの原因になるため、特にこだわりがなければデフォルトのままにしてください。
プリセット:
エンコード時間が長すぎると感じたら 「Fast」、画質をもっと上げたいなら 「Slow」 を試してみてください。
プロファイル:
ほとんどの場合 「Auto」 のままで問題ありません。
レベル:
ほとんどの場合 「Auto」 のままで問題ありません。
固定品質:
一定の画質を維持しながらエンコードする方式です。スライダーを右に移動してRFの値が小さくなるほど、出力の画質がより良くなります。
一般的な用途なら、 RF 値を 20 〜 22にすることがおすすめします。
平均ビットレート:
横の入力欄で任意なkbps値を入力することで、完成後のファイルサイズをコントロールできます。
ほかの項目はデフォルトのまま変更の必要はありません。
「Audio(音声)」タブでは、出力動画に含める音声トラックの形式・品質・チャンネル数などを設定します。
ここを適切に設定することで、高音質を保ちながらファイルサイズを抑えることが可能です。
また、HandBrakeでは複数の音声トラックを同時に出力することもできます。

モバイル端末やPCなど幅広い環境で再生できる「AAC(avcodec)」がおすすめです。
音声の品質は、Bitrate(ビットレート)やQualityの設定によって調整できます。
Bitrate:
数値が大きいほど音質は向上しますが、その分ファイルサイズも大きくなります。一般的には、128〜192kbpsがおすすめです。
Quality:
数値が小さいほど高品質・大容量になります。
初心者の方は ビットレートを直接指定する方がわかりやすくて簡単です。
一般的な用途では 「Stereo」 を選択しておけば間違いありません。
会話・ニュースの音声なら、「Mono」を選択します。
特別な理由がなければ「Auto」またはデフォルト設定のままで問題ありません。
元動画の音量が小さい場合は数値を上げることで音を大きくできます。
そのほかの音声設定項目については、基本的にデフォルト設定のままで問題ありません。
HandBrakeの「字幕」では、動画に含まれている字幕トラックの追加や表示方法を設定できます。

字幕を追加したい場合は、「トラック」→「新規トラック追加」(字幕をインポート)をクリックするだけで、動画に字幕トラックを追加できます。
複数の字幕が含まれているDVDや、多言語字幕が収録されている映像の場合は、用途に合わせて字幕トラックを選択しましょう。
多言語音声が収録されたDVDやBlu-rayでは、外国語のセリフ部分にだけ字幕を表示したい場合は、「Foreign Audio Scan」を選択します。
全編に字幕を表示したい場合や、通常の動画ファイルの場合は、お好みの言語字幕を選択してください。
「強制字幕のみ」にチェックを入れると、動画内に設定された強制字幕だけを表示できます。
通常の字幕をすべて表示したい場合は、この項目にチェックを入れる必要はありません。
「焼き込み」にチェックを入れると、字幕を映像そのものに埋め込むことができます。
「デフォルト」にチェックを入れると、その字幕トラックが動画再生時に優先的に選択される字幕として設定されます。
日本語の字幕ファイルをインポートする場合は、文字化けを防ぐために「Lang」を「日本語(Japanese)」、「Char Code」を「UTF-8」に設定することをおすすめします。
「チャプター」タブでは、出力動画にチャプター情報(章区切り) を含めるかどうかを設定します。。
DVDやBlu-rayなど、元動画にチャプター情報が含まれている場合は、変換後も自動で引き継がれます。
一方、元動画にチャプターがなければ、出力先にも反映されません。
通常の動画変換では、チャプター設定を変更する必要はなく、デフォルトのままで変更する必要はありません。