【初心者OK】DVDをパソコンに取り込む方法|Windows・Mac対応無料ソフトも紹介!

DVDをパソコンに取り込むことで、かさばるディスクを効率よく整理、保存できるだけでなく、DVDの映像もいつでもどこでも自由に再生できるようになります。外出先や移動中でも手軽に楽しめるので、とても便利です。
本記事では、WindowsとMacの両方のユーザー向けに、DVDをパソコンに取り込む方法を詳しく解説します。さらに、DVDからPCに取り込む際の注意点や、おすすめの無料ソフトもあわせて紹介します。
この記事を読めば、素早く手軽にDVDのデータをPCに保存できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次 [非表示表示]
1. DVDをパソコンに取り込む前に注意すべきポイント
2. 【Windows編】DVDをパソコンに取り込む方法
3. 【Mac編】DVDをパソコンに取り込む方法
4. DVDからPCに取り込む際によくある質問(FAQ)
5. まとめ
DVDをパソコンに取り込む前に注意すべきポイント
ここでは、DVDをパソコンに取り込む前に、押さえておくべき3つのポイントをご紹介いたします。
1.ディスクの読み取る環境を確認
DVDからPCに取り込む前に、まずお使いのパソコンに搭載されたDVDドライブが取り込みたいディスクに対応しているかを確認しましょう。
特に古いドライブの場合、片面2層DVDや特殊な記録方式のディスクを正しく読み取れないケースがあります。
2.コピーガードを解除する
レンタルDVDや市販DVDの多くには、コピーガードが施されています。自作DVDにもコピーガードをかけることもあります。
コピーガード付きのDVDをパソコンにコピーするには、あらかじめガードを解除する必要があります。コピーガードの方式はDVDメーカーごとに異なっており、それぞれに対応した解除ソフトを使う必要があります。
-
WinX DVD Ripper - ほぼ全てのDVDをリッピングできる!
最新のプロテクトを含めたほとんどのコピーガードとリージョンコードを解除でき、日本独自規格のDVDにも対応しています。
- 注意:
- コピーガードの解除は私的利用の範囲内に限られており、それを超えると著作権法違反に問われる可能性があるため、十分に注意してください。
3.PCのストレージの空き容量を確認
DVDディスクには一般的に、片面1層で約4.7GB、片面2層で最大約8.5GBのデータが保存されます。
複数のDVDからPCに取り込む場合や、画質を落とさずに保存したい場合は、十分な空き容量を事前に確保しておくことが大切です。
【Windows編】DVDをパソコンに取り込む方法
Windowsパソコンを使用している場合、DVDのデータをPCに保存する方法はいくつかあります。
ここからは、初心者の方でも手軽にDVDをWindowsパソコンに取り込むことができる3つの方法をご紹介します。それぞれの手順や特徴について、わかりやすく解説していきますので、自分に合ったやり方を見つけてみてください。
方法@:DVD取り込みソフト「WinX DVD Ripper」を使用する

WinX DVD Ripperは、DVDをお好きのファイル形式に変換して、パソコンに保存できる高性能なリッピングソフトです。
市販DVD、レンタルDVD、自作DVDなど、あらゆる種類のDVDに対応してり、コピーガード付きのディスクも簡単にリッピングして、PCに取り込むことができます。
- WinX DVD Ripperがおすすめな理由は以下の6点:
- • 元の画質を保持:DVDの映像を、画質を劣化させず高精細に保存可能
- • GPUアクセラレーション:古いPCでもスムーズに動作し、処理速度が圧倒的に速い
- • 強力なコピーガード機能:CSS、リージョンコードなど最新のプロテクトも自動解除
- • 豊富な出力フォーマット:MP4、AVI、WMV、MOVなど320種類以上の出力形式に対応
- • フルバックアップ対応:DVD全体をISOファイルやフォルダ形式で丸ごとバックアップ可能
- • 編集機能も充実:トリミング、クロップ、回転、フレームレート変更などの動画編集にも対応
特に初心者にとって嬉しいのが、直感的でシンプルな操作画面です。数クリックでDVD取り込みができるので、パソコンに慣れない人でも安心して使えます。
WinX DVD RipperでDVDをWindowsパソコンに取り込む手順
WinX DVD Ripperを使って、WindowsでDVDをパソコンに取り込む方法は以下の通りです。
- ステップ@ DVDを読み込む
DVDディスクをパソコンのドライブに挿入し、WinX DVD Ripperを起動します。
画面左上の[ディスク]をクリックすると、以下のようなウィンドウが表示されるので、ディスク名を確認し、[OK]を押してください。
- ステップA 出力形式を選ぶ
DVDの読み込みが完了すると、出力プロファイルの選択画面が表示されるので、変換したい形式(例:MP4)を選び、画面右下の[OK]をクリックします。
コピーガードが手動設定なしで自動的に解除されるため、初心者の方でも安心して利用できます。
-
ステップB リッピング処理を開始
最後、画面右下の[ハードウェア加速]から、お使いのPCのGPU(Intel/NVIDIA)を選択し、[RUN]ボタンをクリックすればDVDのリッピングが始まります。
処理時間は、DVDの長さやパソコンの性能によって異なりますが、ハードウェア加速機能を使えば、2時間の映画でも、およそ10分程度で取り込みが完了します。
定番のメディアプレイヤー「VLC」を使用する

VLC media player(VLCメディアプレイヤー)は、無料の人気メディアプレイヤーです。DVD・動画・音楽の再生だけでなく、DVDの変換・保存機能も備えています。
ただし、コピーガードの解除には対応していないため、コピーガードがかかっていないDVD(例:自作DVD)しかリッピングできません。
VLC media playerでDVDをWindowsパソコンに取り込む手順
VLC media playerを使って、WindowsでDVDからPCに取り込む方法は以下の通りです。
- ステップ@ ソフトを起動
パソコンにDVDをセットし、VLC media playerを起動したら、画面左上のメニューから[メディア]→[変換/保存]をクリックします。
- ステップA [ディスク]タブを選択
表示されるウィンドウで、[ディスク]タブを選択し、[DVD]にチェックが入っていることを確認します。
ディスクデバイス欄が空欄の場合は、ディスクがセットされたドライブを手動で選択してください。
そして、画面右下の[変換/保存]をクリックし、変換画面へ進みます。
-
ステップB 出力形式と保存先を設定
[プロファイル]欄にMP4(H.264)など希望する出力形式を選びます。
[出力ファイル]欄の「参照」ボタンをクリックして、保存先とファイル名を設定します。 -
ステップC 変換処理を開始
最後、画面右下の[開始]ボタンをクリックすればDVD変換が始まります。
Windowsの標準機能「エクスプローラー」を使用する

外部ソフトをわざわざ導入しなくても、Windowsに標準搭載されているエクスプローラー機能を使えば、DVDのデータをPCに保存することも可能です。
ただし、VLC media playerと同様、コピーガードの解除には対応しないため、取り込めるのは、コピーガードがかかってないディスクに限られます。
また、取り込みにかかる時間がかかるため、この方法は容量の小さいデータ用DVDの保存に適しています。
エクスプローラーでDVDをWindowsパソコンに取り込む手順
エクスプローラー機能を使って、WindowsでDVDのデータをPCに保存する方法は以下の通りです。
- ステップ@ エクスプローラーを開く
パソコンにDVDを挿入すると、エクスプローラーを起動します。
- ステップA DVDドライブをコピー
左側のナビゲーションウィンドウに表示されているDVDドライブのアイコンを右クリックして、メニューから「コピー」を選びます。
-
ステップB 保存先に貼り付ける
保存したいフォルダを開いて、空白箇所で右クリックし、「貼り付け」を選択すれば、DVD内のファイルがPCにコピーされます。
以上が、WindowsでDVDからPCに取り込む方法です。
【Mac編】DVDをパソコンに取り込む方法
続いて、Macユーザー向けに、DVDのデータをPCに保存する方法を紹介していきます。最近のMacにはDVDドライブが内蔵されていないモデルが多いので、外付けDVDドライブが必要な場合があります。
DVD取り込みソフト「WinX DVD Ripper for Mac」を使用する

WinX DVD Ripper for MacはWinX DVD RipperのMac版(無料版あり)で、基本機能はWinX DVD Ripperとほぼ同じです。最新のプロテクトに対応しており、日本独自規格のDVDも問題なくにリッピングして、画質を落とさずMacパソコンに保存することができます。
さらに、Mac上での安定性にも優れてり、最新バージョンのmacOSでもスムーズに動作するのが魅力です。
WinX DVD Ripper for MacでDVDをMacパソコンに取り込む手順
WinX DVD Ripper for Macを使って、MacでDVDをパソコンに取り込む方法は以下の通りです。
- ステップ@ ソフトを起動
まず、WinX DVD Ripper for Macを起動して、画面左上の[ディスク]ボタンをクリックします。
日本独自規格のDVDが挿入されている場合は、以下のようなウィンドウが表示されるので、[強制 ISO]にチェックを入れて[OK]をクリックしてください。
- ステップA 出力形式を選ぶ
DVDの読み込みが完了すると、出力プロファイルの選択画面が表示されます。Apple系デバイス向けに豊富な出力プリセットが用意されたため、用途に合わせて選びましょう。
今回は、DVDのデータをPCに保存したいので、[Macの通常映像]→ファイル形式(例:MOV)を選び、画面右下の[完了]をクリックします。
- メモ:
- MOV形式の動画は、QuickTimeやiTunes、iMovieなどのMac標準アプリでもそのまま再生・編集可能です。
-
ステップB リッピング処理を開始
すべての設定が完了したら、画面右下の[RUN]ボタンをクリックすれば、DVDのリッピングが開始されます。
Macの標準機能「ディスクユーティリティ」を使用する

MacでデータDVDをISOイメージファイルとして保存したい場合は、macOSに標準搭載されている「ディスクユーティリティ」を使えば、外部ソフトをインストールせずに簡単にバックアップが可能です。
- ディスクユーティリティ(Disk Utility)とは?
- 「ディスクユーティリティ」とは、macOSに標準で搭載されているディスク管理ツールで、「/アプリケーション/ユーティリティ」フォルダ内にあります。
- ハードディスクやUSBメモリ、DVDなどのストレージデバイスのフォーマット、データの消去・復元、ディスクイメージの作成など、さまざまな操作を行うことができます。
ディスクユーティリティでDVDをMacパソコンに取り込む手順
ディスクユーティリティを使って、MacでDVDをパソコンにコピーする方法は以下の通りです。
- ステップ@ ディスクユーティリティを起動
DVDをMacのドライブに挿入すると、[アプリケーション]→[ユーティリティ]→[ディスクユーティリティ]を起動します。
- ステップA DVDドライブを選択
左側のサイドバーから取り込みたいDVDディスク名を右クリックし、[“◯◯(DVD名)”からイメージ作成]を選択します。
-
ステップB 保存形式を設定する
保存ダイアログが表示されるので、ファイル名や保存場所を指定して、[フォーマット]に[DVD/CDマスター]、[暗号化]に[なし]を選択します。
- ステップC イメージ作成を開始
設定が完了したら、右下の[保存]をクリックすると、DVDのイメージファイル作成が開始されます。
- ステップD 拡張子を「.iso」に変更
作成されたイメージファイルは.cdr形式ですが、拡張子を.isoに変更すれば、一般的なISOファイルとして利用できます。
以上が、MacでDVDからPCに取り込む方法です。
DVDからPCに取り込む際によくある質問(FAQ)
Q1. DVDをパソコンに取り込むのに最適なファイル形式は?
互換性と画質のバランスを考えると、MP4形式(H.264ビデオコーデック + AAC音声コーデック)がおすすめです。
このファイル形式で保存すれば、MacとWindowsの両方で正常に再生でき、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも快適に視聴可能です。
Q2. DVD取り込みに失敗する場合の対処法は?
DVDをパソコンに取り込めない場合の原因はさまざまですが、以下の対処法を試してみてください。
- DVDの汚れを柔らかい布で拭き取る
- 別のリッピングソフトウェアを使用する
- 外付けDVDドライブに切り替える
- パソコンを再起動してからもう一度試す
Q3. MacにDVDドライブがない場合はどうすればいい?
光学式ドライブがないMacでDVDをパソコンに取り込むのに最も簡単な方法は、Apple USB SuperDrive などの外付けDVDドライブを利用することです。
また、別のPCでDVDをリッピングしてMacに転送する方法や、DVDコピー・ダビング業者に依頼する方法もあります。ただし、いずれの場合でも私的使用の範囲内に限るよう注意が必要です。
まとめ
本記事では、DVDをWindows・Macパソコンに取り込む方法をはじめ、おすすめのリッピングソフトや、よくある質問について詳しくご紹介してきました。
DVDのデータをPCに保存しておけば、ディスクを毎回セットする手間が省けるだけでなく、大切な思い出の映像や貴重なコンテンツも長期的に保管し、いつでもどこでも楽しめるようになります。
ぜひこの記事を参考に、ご自身に合った方法でDVD取り込みを始めてみましょう!