【初心者向け】MacでDVDをコピーする2つの方法｜標準機能と無料ソフト紹介

MacでDVDをコピーしたいと思って検索してみると、「Windows専用」の方法ばかりが出てきて、「MacでDVDコピーってできないの？」と不安になる方も多いでしょう。実際、MacOSに対応したDVDコピー・DVDリッピング方法は情報が少なく、どれを選べばよいのか迷ってしまいがちです。

そこで本記事では、MacでDVDをコピーする2つの方法をわかりやすくまとめて紹介します。
Mac標準機能を使う方法と、Mac対応のDVDコピー・リッピングフリーソフトを使う方法のどちらも解説するので、初心者でも問題なくDVDをコピー・リッピングする手順を理解できます。

MacでDVDをコピーする方法�@：標準機能「ディスクユーティリティ」

MacでDVDリッピング・コピーを行いたい場合、まず試してほしいのがMac標準の「ディスクユーティリティ（Disk Utility）」です。追加のアプリをインストールしなくても使えるため、MacでDVDをコピーする最も手軽な方法の1つです。

ディスクユーティリティとは

ディスクユーティリティは、Macに標準搭載されているストレージ管理アプリで、内蔵・外付けドライブの操作やディスクイメージの作成など、幅広い機能を備えています。

• ディスクユーティリティの主な機能
• ディスクやボリュームのチェック・エラー修復
• パーティションの作成・管理
• ディスクの消去・複製・復元
• 内蔵／外付けディスクでのRAIDセット作成
• NFS のマウント／自動マウント
• ディスクイメージ（.iso、.dmg、.cdr）を作成（フォーマット・暗号化設定も可能）
• ディスクのマウント／取り出し、ボリューム情報の確認

ディスクユーティリティは、DVDの内容をMacへ取り込んでイメージ化することが可能です。
さらに、作成したディスクイメージを使えば、Finderと組み合わせて別のDVDへ書き込み、MacだけでDVDコピー作業を完結させることもできます。

ただし、ディスクユーティリティでコピーできるのは「自作DVD」のみです。市販DVDやレンタルDVDにはコピーガードが施されているため、ディスクユーティリティではコピー・リッピングできません。

このようなコピーガード付きDVDをMacでリッピングしたい場合は、専門なDVDコピー・リッピングソフト（例：WinX DVD Ripper for Mac など）を利用する必要があります。

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• WinX DVD Ripper for Macは強力なコピーガード解除技術を搭載し、DVDのコピー・バックアップが驚くほど簡単にできます。自作DVDはもちろん、市販・レンタルDVDも円滑にコピーすることが可能です。
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ディスクユーティリティを使って、MacでDVDをコピー・リッピングする手順

MacでDVDコピー・DVDリッピングを行う場合、ディスクユーティリティを使ってDVDの内容をMac上にディスクイメージとして保存するのが最もシンプルな方法です。

ここでは、Mac初心者でも迷わないように、手順を画像イメージ付きの流れでわかりやすく解説します。

STEP1：ディスクユーティリティを起動し、DVDを挿入する

MacにDVDドライブが無い場合は、外付けDVDドライブを接続してください。ディスクユーティリティを開くと、左側に挿入したDVDが表示されます。

【関連記事】：Mac外付けDVDドライブオススメご紹介！Mac DVDドライブの選び方も！

STEP2：DVDを選択し、「◯◯（DVD名）からイメージを作成」を選ぶ

DVD名を右クリック（または control＋クリック）して、「”DVDの名前”からイメージを作成」を選択します。

STEP3：ディスクイメージ（.cdr）を作成する

設定画面が表示されたら、以下のように指定します。

フォーマット：DVD/CDマスター
ファイル名前と場所：任意

「保存」をクリックすると、DVDの内容がMacにディスクイメージ（.cdr）としてコピーされます。

STEP4：必要に応じて .cdr を .iso に変換する

作成したファイルは「.cdr」ですが、拡張子を「.iso」に変更しても問題ありません。名前変更時に確認画面が出るので、「.iso を使用」を選びます。

以上の手順で、MacでDVDをコピーしてイメージファイルとしてMacに保存できした。

注意 ディスクユーティリティはコピーガードのない自作DVDのみ対応します。市販DVD・レンタルDVDをMacでリッピングしたい場合は、Mac対応のDVDリッピングソフト（例：WinX DVD Ripper for Mac）の利用が必要です。

MacでDVDをコピーする方法�A：Mac対応のDVDコピーソフトを使う

MacでDVDコピーを行うもう一つの定番方法が、Mac対応のDVDコピー・リッピングソフトを利用する方法です。

専門ソフトを使うことで、ディスクユーティリティでは扱えないコピーガード付きの市販DVDやレンタルDVDにも対応できるため、より実用的で柔軟なDVDコピー方法として利用されています。

ここでは、MacでDVDをコピーできるおすすめソフトを2つピックアップし、それぞれの特徴とMacでDVDをコピーする流れを紹介します。

用途や目的に合わせて、自分に最適なMac対応DVDコピーソフトを選びましょう。

Mac対応DVDコピーフリーソフトおすすめ：WinX DVD Ripper for Mac

• 概要
• 【対応OS】：macOS 10.6またはそれ以降
• 【価格】：有料（無料版あり）
• 【入力形式】：DVDディスク、DVDフォルダ（VIDEO_TS）、ISOイメージファイル
• 【出力形式】：DVDフォルダ、ISOイメージファイル、MP4、MOV、AVI、TS、FLV、WebM、MPEG...
• 【コピー方式】：DVD→動画、DVD→音声、DVD→ISO/DVDフォルダ、メインタイトルコピー、DVDのフルコピー

WinX DVD Ripper for Macは、日本で超人気のDVDコリッピングソフトWinX DVD Ripper PlatinumのMac版です。このソフトを使えば、自作DVDはもちろん、コピーガード付きの市販DVDやレンタルDVDも問題なくMacにコピーすることが可能です。

DVDのコンテンツは、ISOイメージやDVDフォルダとしてMacに取り込めるだけでなく、MP4、MOV、AVI などのデジタル形式に変換して出力することもできます。

なお、WinX DVD Ripper for Mac単体では空のDVDへの書き込みはできませんが、Finderと組み合わせればコピーも可能です。

• WinX DVD Ripper for Macの主な特徴
• √最強のDVDコピーガード解除：CSS、RipGuard、UOPsなどの古いコピーガードから、容量偽装などの最新コピーガードまで、ほぼすべてのDVDコピーガードに幅広く対応。
• √高速かつ高画質コピー：高品質エンジンとハードウェアアクセラレーションに対応しており、DVDの画質を維持しながらスピーディーにコピーできる。
• √多彩なコピー・出力形式：ISOイメージやDVDフォルダでのコピーはもちろん、MP4、MOV、AVI、FLV、M4Vなど310以上のファイル形式に変換して出力可能。
• √多彩なDVD編集機能：コピーしたDVDファイルは、回転・反転、トリミング、音量調整、字幕追加などの編集が可能。
• √初心者でも迷わない操作画面：シンプルで直感的なUI設計により、初めてのMacユーザーでもスムーズに操作でき

WinX DVD Ripper for Macを使って、MacでDVDをコピー・リッピングする手順

STEP1：DVDを挿入してソフトを起動する

コピーしたいDVDをドライブに挿入します。「WinX DVD Ripper for Mac」を起動し、上部の「ディスク」をクリックし、挿入したDVDを選択して「OK」を押します。

STEP2：出力形式を選択する

DVDデータの読み込みが完了したら、「出力プロファイル」のウィンドウが表示されます。

STEP3：保存先を指定してコピーを開始する

「ブラウザ」をクリックして保存先を指定し、「RUN」 ボタンを押すとDVDのコピーが開始されます。処理が完了すれば、MacにDVDをコピー（リッピング）できます。

Mac対応DVDコピーフリーソフトおすすめ：HandBrake

• 概要
• 【対応OS】：macOS 10.13またはそれ以降
• 【価格】：無料
• 【入力形式】：DVDディスク、DVDフォルダ（VIDEO_TS）、ISOイメージファイル、ブルーレイ、動画ファイル
• 【出力形式】：MP4、MKV、WebM
• 【コピー方式】：DVD→動画

HandBrakeは、海外の開発者によって開発されたオープンこのソフトを使えば、DVDを一般的なビデオ形式に変換して、iPhone、iPad、Androidなどさまざまなデバイスで再生可能な形式にコピーできます。

さらに、特定のチャプター抽出、デインターレース、字幕合成、ビデオフィルタなどの便利な機能も搭載されており、DVDコピーだけでなく動画変換・エンコードにも広く使われています。

ただし、HandBrake自体にはDVDコピーガード解除機能がないため、レンタルDVDや市販DVDのコピーには対応していません。また、初期設定は多くて複雑で、使いこなせるには時間がかかります。

• HandBrakeの主な特徴
• √豊富な対応入力形式：DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージ、ブルーレイ、一般動画ファイルなど
• √無料リッピング：制限なしでDVDをコピーし、デジタル形式に変換可能
• √自由なパラメーター設定：ビットレート、フレームレート、解像度などの設定を細かく調整可能
• √クロスプラットフォーム対応：macOSだけでなく、WindowsやLinuxでも利用可能
• √高圧縮率コーデック対応：HEVC/H.265やVP9などの最新コーデックで効率的に変換可能

Handbrakeを使って、MacでDVDをコピーする手順

STEP1：HandBrakeをダウンロード・インストールする

HandBrakeの公式サイトから最新版をダウンロード・インストールします。インストール完了後、HandBrakeを起動しましょう。

デフォルトでは英語表示になります。HandBrakeを日本語化する方法は、こちらの記事を参照してください。

• 

  最新HandBrake日本語版ダウンロード＆インストールマニュアル｜HandBrake日本語化

  2025年最新HandBrake日本語版をダウンロードする方法。v1.0.0以降日本語化されていないHandBrakeを日本語で使いたい方必見！最新HandBrake日本語版をダウンロードしてインストール方法を詳しくご紹介。

STEP2：DVDを挿入してソースを選択する

DMacのDVDドライブにコピーしたいDVDを挿入して、HandBrakeの「ソース選択」画面でDVDディスクを選択します。

STEP3：コピー・リッピングするタイトルと出力形式を指定する

DVDがロードされたら、左上のタイトルドロップダウンメニュー からコピー・リッピングしたい特定のタイトルを選びます。

「コンテナ」で出力フォーマット（MP4、MKV、WebM）を指定できます。
右側のプリセットから、iPad、iPhone、iPod、AppleTV、Androidなどに直接リッピングすることもできます。

STEP4：MacでDVDコピーを開始する

最後に、上部にある「変換開始」ボタンをクリックすると、DVDのコピー（リッピング）がMacに取り込まれます。

【比較】Mac標準アプリ vs Mac対応DVDコピーソフト｜どっちが便利？

これまで、Macの標準アプリ「ディスクユーティリティ」と、専門のDVDコピーソフトを使ったMacでDVDをコピー・リッピングする方法を紹介しました。

では、どの方法を選ぶのが便利なのでしょうか？ここで、主要な比較ポイントをまとめました。

初心者で自作DVDだけをコピーしたい場合 → 「ディスクユーティリティ」
コピーガード付きDVDも含めて高画質・高速でコピーしたい場合 → 「WinX DVD Ripper for Mac」
自作DVDを変換・エンコードしたい場合 → 「HandBrake」

この比較を参考にすれば、MacでDVDをコピー・リッピングする用途やレベルに応じて最適な方法を選ぶことができます。

注意MacでDVDをコピー・リッピングする際には、WinX DVD Ripper for MacやHandBrakeなどのMac対応DVDコピー・リッピングソフトを使用する場合でも、法律を遵守する必要があります。
DVDコピーソフトを利用する前に、必ず著作権法や関連法規について確認することをおすすめします。

• DVDコピー・リッピング
• コピーガード解除

この記事を書いた人：スズメ

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