MP4をDVDに書き込むガイド:変換フリーソフトから再生方法(テレビ・プレーヤー)、店舗まで徹底解説!

最近はスマホやカメラで動画を撮る機会が増え、あっという間にMP4形式の動画ファイルが溜まってしまいますよね。お子さんの成長記録、旅行の思い出、イベントの記録…どれも大切な宝物。でも、スマホやPCの中に保存したままだと、いつか見返す機会を失ってしまったり、万が一のデータ損失のリスクもゼロではありません。
そこで今回ご紹介したいのが、「MP4動画をDVDに焼く」方法です!
「え、今さらDVD?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はDVDにはデジタルデータにはない魅力がたくさんあります。
- 🟠 テレビで手軽に再生できる! 大画面で家族みんなで思い出を振り返る時間は格別です。
- 🟠 物理的に残せる安心感! データが消える心配がなく、大切な思い出を「カタチ」として保存できます。
- 🟠 プレゼントにも最適! 大切な人に思い出のDVDを贈るのも素敵なサプライズになります。
現在、DVDドライブを搭載していないPCも増えましたが、それでもDVDに焼くメリットはまだまだ大きいんです!
この記事ではMP4をDVDに書き込む方法を詳しく解説します。変換フリーソフトを使った方法から、焼いたDVDの再生方法(テレビやDVDプレーヤーを含む)、さらに店舗でのサービスについても取り上げていきます。
目次
MP4動画をDVDに書き込む前、失敗しないための準備リスト
MP4動画をDVDに書き込むガイド:無料ソフトから店舗まで
ステップでわかる!MP4→DVD-Video化・書き込みの流れ
【FAQ】MP4をDVDに書き込む際のよくある質問
まとめ:失敗しない!MP4→DVD書き込み
MP4動画をDVDに書き込む前、失敗しないための準備リスト
MP4を再生可能なDVDに書き込むには、以下のアイテムが必要です。
@、DVD書き込み対応ドライブ
お使いのパソコン(Windows・Mac)にDVDを書き込めるドライブが内蔵されているか確認してください。ディスクの挿入トレイに「DVD」のロゴがあれば、通常は対応しています。
もし内蔵されていない場合は、外付けのUSB DVDドライブが必要です。多くの最新のノートパソコンにはDVDドライブが搭載されていないため、外付けドライブが一般的になっています。
A、空のDVDディスク
DVD-R または DVD+R ディスクが一般的です。これらは一度だけ書き込みが可能なタイプです。
書き換え可能な DVD-RW や DVD+RW ディスクもありますが、一部のスタンドアロンDVDプレーヤーでは互換性が低い場合があります。
ディスクの容量は通常、DVD-5(4.7GB)またはDVD-9(8.5GB)です。動画の長さや品質に応じて選択します。
B、パソコン
WindowsまたはmacOSを搭載したパソコンが必要です。DVDへの書き込みはそれなりの処理能力を要するため、ある程度のスペックがあればスムーズに進みます。
C、DVD作成/書き込みソフト(形式変換&書き込み用ソフト)
テレビやDVDプレーヤーで焼いたDVDを再生する場合、単にMP4ファイルをディスクにコピーしただけでは機器が認識してくれません。その理由は、DVDプレーヤーが読み込める形式は「DVD-Video形式」と呼ばれる特有の構造であり、データそのものだけでは十分な再生環境が整わないからです。
例えば、MP4ファイルをデータ形式としてそのまま書き込んだ「データDVD」は、パソコンで読み込むことが可能ですが、通常の家庭用DVDプレーヤーでは再生することができません。大事なイベントなどで「再生できない!」といったトラブルを回避するためには、MP4ファイルをDVD-Video形式へ変換する「オーサリング」のプロセスが必須となります。
そのため、特定のファイル構造を持つDVD-Video形式に変換し、それをディスクに書き込む専用の「DVD作成ソフトウェア」を使用することが求められるのです。
これらは必須で、すべて揃っていないとDVDへの書き込みは行えません。
MP4動画をDVDに書き込むガイド:無料DVD作成ソフトから店舗まで
MP4動画をDVDに書き込むには、主に2つの方法があります。
- 方法@:おすすめの無料DVD作成ソフト
- 方法A:専門の店舗やサービスを利用する
それではこれらの方法についてさらに詳しく確認してみましょう。
無料DVD作成ソフト:WinX DVD Author(Windows専用)
- ✅ 価格:完全無料
- ✅ 日本語:対応
- ✅ 対応OS:Windows
WinX DVD Authorは、様々な動画ファイルをDVD-Video形式に変換し、家庭用プレーヤーやテレビで再生可能なDVDを作成できる無料ソフトウェアです。
MP4をはじめ、AVI、MKV、MOVなど幅広い形式に対応しており、DVD±R/RWやDLディスクに書き込むことが可能です。
また、簡易的なDVDメニュー作成機能を搭載しており、背景画像やBGMを追加するメニューを作成できますが、テンプレートは4種類のみでデザインがやや古めです。
基本的な編集機能も備えており、動画のトリミングや字幕(SRT形式)の追加、アスペクト比の設定(4:3/16:9)が可能です。完成した映像はDVDディスクとして焼き込むほか、VOBファイルやDVDフォルダー形式で保存することもできます。
- ● おすすめポイント:
- ☑ 完全無料:機能制限やウォーターマークなしで利用できます。
- ☑ 多くの一般的なビデオ形式をサポート:MP4、AVI、MOVなどの一般的な動画形式だけでなく、MTS、M2TS、HD MKVといったHDビデオ形式にも対応しています。
- ☑ 初心者向けのUI:操作が非常にシンプルで、DVD作成に不慣れなユーザーでも簡単に利用できます。
- ☑ 広告やバンドルソフトウェアなし:インストール中に不要な広告やソフトウェアがバンドルされることがありません。
- ☑ 高速で安定した書き込み:1時間以内で4.7GBディスクを焼けます(環境依存)。
無料DVD作成ソフト:DVD Styler(Windows・Mac・Linux対応)
- ✅ 価格:完全無料
- ✅ 日本語:対応
- ✅ 対応OS:Windows/macOS(M1/M2チップ含む)/Linux
DVD Stylerは、インタラクティブなDVDメニューの作成やビデオファイルのDVD書き込みが可能な、無料で利用できるオープンソースのDVDオーサリングソフトウェアです。このソフトウェアはWindows、macOS、Linuxといった幅広いプラットフォームに対応しています。
通常、MP4形式のファイルをそのままDVDにコピーしても家庭用プレーヤーでは再生できません。そこでDVD Stylerを使用すると、MP4ファイルをDVD-Video形式へ自動変換し、再生時に必要なフォルダ構造(VIDEO_TS)を生成することができます。このようにDVD-Video形式で作成されたディスクなら、家電のDVDプレーヤーやテレビで問題なく再生できます。
さらに、インタラクティブなDVDメニューも簡単に作成可能です。テンプレートから好みのメニューを選んだり、自分のアイディアを活かしたオリジナルメニューを自由にデザインすることもできます。
高度な機能と柔軟性を備えながら無料で利用できるDVD Stylerは、DVD作成を考えている方にとって非常に便利で価値あるツールです。
- ● おすすめポイント:
- ☑ 広範なファイル形式のサポート:MP4、AVI、MKV、MOV、M4V、MPEG、WEBMなどの動画形式だけでなく、画像(スライドショー作成可能)や音声ファイルも入力可能です。
- ☑ メニューカスタマイズ:背景画像や音楽の変更、ボタンデザインの調整、チャプター分割が可能です。
- ☑ 出力形式:DVDディスク(DVD-R/DVD-RW)、ISOイメージファイル、VIDEO_TSフォルダー(仮想ドライブ用)に出力でき、家庭用DVDプレーヤーやテレビで再生可能です。
どっちがいい?書き込みフリーソフトWinX DVD AuthorとDVD Stylerを徹底比較してみよう
書き込みソフト | WinX DVD Author | DVD Styler |
---|---|---|
主な機能 | ✅ YouTube動画の直接ダウンロード&DVD化。 ✅ 動画のトリミング、字幕追加、チャプター分割。 ✅ 複数の動画を1枚のDVDにまとめて再生可能。 ✅ 高速処理(ハードウェアアクセラレーション対応)。 |
✅ ドラッグ&ドロップでメニューを自由デザイン(背景、ボタン、テキスト変更)。 ✅ 複数の音声トラックや字幕ファイルの追加可能。 ✅ ISOファイル生成後に別途焼く必要あり(直接焼けず手間がかかる)。 |
目的 | 動画ファイル(MP4など)をDVD-Video形式に変換し、メニュー付きのDVDを作成 | カスタムメニュー付きDVDの作成に特化したオープンソースソフト |
操作性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ (直感的なUI) |
⭐⭐⭐ (上級者向け) |
処理速度 | ⭐⭐⭐⭐⭐ (高速) |
⭐⭐(低速) |
出力画質 | ⭐⭐⭐⭐⭐ (高画質・フルHD対応) |
⭐⭐⭐ (標準画質・DVD解像度) |
メニュー自由度 | ⭐⭐⭐ (テンプレート限定) |
⭐⭐⭐⭐⭐ (完全カスタマイズ可能) |
テレビ再生 | ⭕ (DVD-Video形式) |
⭕ (DVD-Video形式) |
追加機能 | YouTube動画対応、字幕編集 | 多言語字幕、複数音声トラック |
こんな方におすすめ | ✅ 操作が簡単で、MP4のDVD化を素早く完了したい人; ✅ 動画の編集(トリミング/字幕追加)を重視する人; ✅ 高画質での出力を希望する人; |
✅ メニューの完全カスタマイズが必要な上級者; ✅ macOS/Linuxユーザー; |
両ソフトともMP4をDVD-Video形式(VIDEO_TSフォルダー構造)に変換して、プレーヤーやテレビで再生できるため、速度と使いやすさなら「WinX DVD Author」、デザイン性なら「DVD Styler」です。

「昔撮ったホームビデオ、いつの間にか見られなくなっていませんか?」WinX DVD Authorなら、古いビデオカメラの映像やPC内の動画を、たった数クリックでDVDに保存できます。有料ソフトと同等の機能を、ずっと無料で使えるのがWinX DVD Authorの魅力。広告なし・ウイルスなし・シンプル設計で安心です。
店舗・サービス:カメラのキタムラなど
「PC操作は苦手…」「時間がない」「高品質なDVDを作りたい」という方には、専門の店舗やサービスを利用することをおすすめします。プロの技術と機材で、大切な思い出をより美しく、確実にDVDに変換してくれます。
カメラのキタムラ:
- 全国に展開しているカメラ専門店で、店頭で動画をDVDに変換するサービスを提供しています。直接店舗で相談できる安心感と、仕上がりの高い品質が特徴です。料金は動画の長さや枚数によって異なりますが、比較的手頃な価格で利用可能です。
ビックカメラやヨドバシカメラなどの大型家電量販店:
- 店舗によって同様のサービスを取り扱っている場合があります。ただし、それぞれの店舗でサービス内容が異なることがあるため、事前に確認することをおすすめします。
オンラインDVD変換サービス:
- 動画ファイルをウェブ上でアップロードしてDVD化し、自宅まで郵送してくれる便利な選択肢です。「動画 DVD 変換 サービス」などのキーワードで検索すれば、多くの業者が見つかります。料金や納期、口コミなどを比較し、自分に合ったサービスを選びましょう。
ステップでわかる!MP4→DVD-Video化・書き込みの流れ
実際に「WinX DVD Author」でMP4をDVDに作成してDVDプレーヤーやテレビで再生する手順を画像付きで解説します。
- 1 まず、外付けのDVDドライブに空のDVDディスクを挿入し、WinX DVD Authorを起動します。メイン画面で「Video DVD Author」を選び、「+」ボタンをクリックしてMP4動画ファイルを追加します。その後、「>>」ボタンを押して次のステップへ進みます。
- 2 必要に応じて開始・終了時間を設定してカット編集を行ったり、アスペクト比やメディアの種類(DVD-5またはDVD-9)を調整できます。この設定が完了したら、「>>」ボタンを押して次の手順へ進みます。
- 3 続いて、タイトルやチャプターメニュー作成画面に移動します。この画面では、DVDメニューのテンプレート選択やテキスト入力、BGMの追加など自由に設定できます。設定後、再度「>>」ボタンをクリックして手続きを進めます。
- 4 使用するデバイス名、記録スピード、DVDボリュームラベルなどの情報が自動的に取得されます。この内容に問題がないことを確認した後、日本で使用する場合は「出力ファイルフォーマット」に「DVD NTSC」を選択します。また、コードエンジンは画質や書き込み速度に合わせて最適なものを選んでください。最後に「Start」ボタンをクリックすると、オーサリングとライティングが自動的に開始されます。作業完了メッセージが表示されたらディスクを取り出し、家庭用DVDプレーヤーやテレビで問題なく再生できるかテストしてください。




【FAQ】MP4をDVDに書き込む際のよくある質問
最新情報を基にした「MP4をDVDに書き込む際のよくある質問(FAQ)」を以下にまとめました。
Q1:「DVD-Video形式」と「データDVD形式」の違いは?
- ✅ DVD-Video形式:家庭用DVDプレーヤーで再生可能。MP4を専用ソフトで変換する必要があります(例:結婚式ムービーの上映用)。
- ✅ データDVD形式:MP4ファイルをそのまま書き込みます。パソコンでの編集・バックアップ向き(プレーヤーでは再生できません)。
Q2:Q2:DVDプレイヤーで再生できない!原因は?
以下の点をご確認ください。
- ✅ 形式の誤り:データDVDではなく、DVD-Video形式で作成したか確認してください。
- ✅ ディスクの互換性:古いプレイヤーではDVD-RW非対応の可能性があります。
- ✅ テレビ規格:日本向けはNTSC設定必須です(PALは欧州向けです)。
Q3:書き込み途中でエラーが出る原因は?
書き込み途中でエラーが発生する主な原因とその対策について解説します。
- ✅ ディスク容量超過
- 書き込み対象のデータ量がディスクの容量を超えている場合、エラーが起こりやすくなります。特に、DVD-Rの場合は最大容量が4.7GBとなっているため、事前に書き込み予定のファイルサイズを確認し、容量内に収めるよう調整してください。
- ✅ ファイル名の問題(日本語や記号含む)
- ファイル名に日本語や特殊記号が含まれている場合、書き込みソフトやドライブで正しく認識されないことがあります。対策として、ファイル名を英数字のみに変更してください。例として、「travel_video1.mp4」のような形式を推奨します。
- ✅ ドライブ不良や接続トラブル
- 使用している書き込みドライブが物理的に故障している可能性や、接続不良が原因でエラーが発生することがあります。外付けドライブを使用している場合は、接続ケーブルを再確認し、別のUSBポートを試すことで改善される場合があります。また、ドライブ自体の動作確認も行うことをおすすめします。
これらの問題点を一つずつ確認し対処することで、エラーの発生を防ぐことが可能です。
Q4:Windows標準機能ではMP4をDVDに書き込みますか?
はい、Windowsに標準搭載されているWindows Media Playerを利用すれば、MP4ファイルをDVDに書き込むことはできます。
ただし、書き込まれるのはデータDVD形式となるため、そのままでは通常のDVDプレーヤーで再生できない場合があります。
テレビなどで再生するには、DVD-Video形式に変換する作業が必要となります。

MP4動画をDVDプレーヤーで再生する方法
この記事では、パソコン・スマホに保存しているMP4動画をUSBポート付き/無しのDVDプレーヤーで再生する方法(MP4変換・DVD書き込み)をご紹介します。
Q5:DVDに書き込む際に、画質や音質が劣化しますか?
基本的に、MP4をDVDビデオ形式に変換する際には、多かれ少なかれ画質や音質の劣化は発生します。
- ✅ @、再エンコードによる劣化
- MP4(H.264など)からDVDビデオ形式(MPEG-2)へ変換する際に、再エンコード処理が行われます。
- この再エンコードの際に、元のデータが圧縮され、情報が失われるため、画質・音質が劣化する可能性があります。特に、元々高画質なMP4ファイルをDVDの低いビットレートでエンコードすると、劣化が目立ちやすくなります。
- ✅ A、DVDの規格による限界
- DVDビデオの規格自体(DVDの解像度上限:720×480)が、現在の高解像度動画(HD、4K)と比較して解像度やビットレートが低いため、どれだけ高画質なMP4であっても、DVDの規格に合わせた画質に落とす必要があります。

AIでDVD画質を良くするソフト
☑ 解像度アップ:最大4Kまで高画質化。
☑ ノイズ除去:ザラつき・ちらつきのある映像を滑らかに。
☑ フレーム補完:カクカク映像を60fpsに滑らか再生。
☑ インターレース解除や色補正も一括対応。
まとめ:失敗しない!MP4→DVD書き込み
MP4動画をDVDに書き込む方法には、無料ソフトを利用して自分で作業する方法や、専門の店舗やサービスに依頼する方法など、さまざまな選択肢があります。
デジタル化が進む今日でも、MP4動画を物理的なDVDとして保存することには特別な意味があります。大切な思い出をTVの大画面で共有する喜びは、クラウド保存では得られない独自の魅力を持っています。
この記事を参考に、これまでの思い出をDVDに焼いて保存してみてはいかがでしょうか。いつでも簡単に見返すことができ、家族や友人との絆をさらに深める温かい時間を作れることでしょう。

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