外付けDVDドライブが書き込み可能?外付けDVDドライブでDVDに書き込む方法

通常、DVD/CDドライブ(光学ドライブ)が搭載されていない場合、外付けDVDドライブを使用すればノートパソコンでDVDへの書き込みが可能です。しかし、外付けDVDドライブでDVDに書き込む際に、「DVDは正常に再生できるのに、書き込みができない」というトラブルが起きてしまうことがあります。
本記事では、外付けDVDドライブでDVDに書き込む方法について詳しく説明します。また書き込み可能な外付けDVDドライブの判断方法や選び方、書き込めない時の原因もあわせて紹介するのでぜひご覧ください。
書き込み可能な外付けDVDドライブとは?
書き込み可能な外付けDVDドライブとは、USBなどでパソコンに接続し、DVDディスクへのデータ書き込み(保存)ができる光学ドライブを指します。それに対して、再生専用のドライブは、ディスクの読み込みはできますが、書き込みはできません。
光学ドライブ非搭載のパソコンやノートパソコンでも、外付けDVDドライブ使用することでDVDのオーサリングやデータの書き込み、音楽CDの作成などが可能になります。
書き込み可能な外付けDVDドライブの判断方法
外付けDVDドライブでDVDに書き込む前に、自分の外付けDVDドライブが書き込み対応かどうかを確認する必要があります。以下の手順でチェックできます。
1.ロゴマークを確認する

お使いの外付けDVDドライブのトレイに刻印されているロゴマークを確認することで、その外付けDVDドライブが書き込み可能かどうかを判断できます。
ログマーク | DVD書き込み | DVD読み取り |
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X | X |
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X | X |
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X | |
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対応ディスク:DVD-R、DVD-RAM |
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対応ディスク:DVD-R、DVD-RW |
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対応ディスク:DVD+R、DVD+RW |
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対応ディスク:DVD±R、DVD±RW、DVD+R DL |
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対応ディスク:DVD±R、DVD±RW、DVD-RAM |
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X | X |
2.製品の仕様を確認する
お使いの外付けDVDドライブの型番を確認し、メーカーの公式サイトや取扱説明書で仕様を調べましょう。パッケージや仕様に以下のDVDメディアが記載される場合、その外付けDVDドライブが書き込み可能です。
なぜ外付けDVDドライブが書き込めない?
外付けDVDドライブが書き込めない場合は、使用している外付けドライバーがDVD書き込みを対応していないことが考えられます。例えば、DVD-ROMドライブは再生専用のため、書き込みはできません。
一方、書き込み可能なDVDには、「DVD-R」「DVD+R」「DVD-RW」「DVD+RW」など様々な種類があります。ドライブが対応していないディスクを使用すると、外付けDVDドライブでDVDに書き込むことができなくなります。
そのため、外付けDVDドライブでDVDに書き込む前に、使用するDVDディスクがドライブと互換性があるかどうかを確認しましょう。
外付けDVDドライブでDVDに書き込む方法
外付けDVDドライブが書き込みする方法は、2パターンあります。
- 1.MP4や3GPなどの動画ファイルを外付けDVDドライブでDVDに書き込む
- 2.DVDディスクを外付けDVDドライブで別のDVDに書き込む
以下ではそれぞれの手順を詳しく紹介します。自分に合う方法を選びましょう。
1.MP4や3GPなどの動画をDVDに書き込む手順
- 用意するもの:
- パソコン
- 書き込み可能なDVDドライブ
- 空のDVDディスク
- 書き込みたい動画ファイル
- DVDオーサリングソフト
MP4や3GPなどの動画ファイルをDVDに焼いてプレーヤーで再生可能にする場合は、WinX DVD Authorという無料のオーサリングソフトがおすすめです。

• どんな動画ファイル形式でも無料でDVDに書き込める!
• チャプターと字幕付きでオリジナルDVDを作成できる。
• 映像のトリミングやDVDメニューの作成なども対応。
WinX DVD Authorを使って、動画ファイルを外付けDVDドライブでDVDに書き込む手順は以下の通りです。
-
外付けDVDドライブに空のDVDディスクを挿入してから、WinX DVD Authorを起動します。
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メイン画面の「Video DVD Author」→ 「+」ボタンをクリックして、DVDに書き込みたい動画ファイルを追加します。
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「>>」ボタンをクリックしたら、タイトルとチャプターメニューの作成画面が表示されます。映像の再生ウィンドウを自由にカスタマイズしたり、背景画像や音楽もローカルから取り込むことも可能です。
設定が完了したら、画面右下の「>>」ボタンを押して次へ進みます。
-
「デバイス名」を外付けDVDドライブに設定し、必要に応じて記録スピードを選択します。
そして、「出力ファイルフォーマット」を「NTSC」に設定して「Strat」ボタンを押すと、動画ファイルを外付けDVDドライブでDVDに書き込むのが開始されるので、完了するまで待ちましょう。
以上の手順で、MP4や3GPなどの動画ファイルを外付けDVDドライブでDVDに書き込むことができました。
2.DVDディスクを別のDVDに書き込む手順
- 用意するもの:
- パソコン
- 書き込み可能なDVDドライブ
- 空のDVDディスク
- 焼き増したいDVDディスク
- DVDダビングソフト
DVDディスクを焼き増したい場合、ダビングソフトの「WinX DVD Copy Pro」を使えば簡単に既存のDVDを別のDVDに書き込むことができます。

• 操作が簡単で、初心者でも手軽にDVDの焼き増しが可能
• 長時間で容量の大きいDVDも高画質でコピーできる
• 記録面に傷や汚れが付いたDVDディスクでもOK
• DVDコンテンツから特定の部分のみを選んで書き込みが可能
-
外付けDVDドライブに書き込みたいDVDディスクを挿入してから、WinX DVD Copy Proを起動します。
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左側のメニューから「DVDからDVDへクローン」オプションを選び、右ペインの「ソースDVD」に書き込み元のDVDをセットしたドライブを指定します。
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「RUN」を押して、DVDから一時ファイルの作成が完了するまで待ちます。。
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作成後、外付けドライブから元のDVDを取り出して、空のDVDをドライブに挿入します。
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「Burn」ボタンを押すと、DVDへの書き込みが開始されます。しばらく待ち、書き込みが完了したらディスクを取り出して再生確認を行います。
以上の手順で、既存のDVDを外付けDVDドライブで別のDVDに書き込むことができました。
書き込み可能な外付けDVDドライブに関るよくある質問
書き込み可能な外付けDVDドライブの利用についてよくある質問とその答えをとりまとめています。外付けドライブの選びや書き込み時のトラブル解決に役立ちます。
Q1:書き込み可能なDVDドライブを選ぶ時の注意点は?
外付けDVDドライブを購入する際、以下のポイントをチェックしましょう。
- • 書き込み可能かどうか:DVDの再生/書き込みはできるかどうか確認します。
- • 対応メディアの種類:「DVD±R」「DVD±RW」など使用するディスクに対応しているか。
- • 接続方式:USB 3.0対応のドライブは転送速度がより速く、安定性も高いです。
- • 電源供給:USBバスパワー対応か、ACアダプターが必要かを確認します。
- • 対応OS:Windows/Macの両方で使えるか、または片方のみ対応かを事前にチェックします。
Q2:パソコンが外付けDVDドライブを認識しない?
まずは、USBケーブルがしっかり接続されているか確認し、別のポートやケーブルを試してください。
バスパワー供給が不十分な場合、ドライブが動作しないことがあります。ACアダプターの使用を検討しましょう。
また、ドライバーの問題が疑われる場合、デバイスの再インストールを試すのも有効です。
それでも解決しない場合は、別のPCに接続して同様に認識されないか確認してみてください。別のPCでも同様の症状が出る場合は外付けDVDドライブ自体に問題があるため、必要に応じてメーカーに問い合わせるか新しいドライブを購入することを検討してください。
Q3:外付けドライブで作成したDVDが再生できない?
まず、再生するDVDディスクの種類(DVD-R/DVD+R/DVD-RW)が再生機器に対応しているか確認しましょう。再生機器が非対応のディスクは再生できません。
また、DVDの書き込み後にファイナライズ処理を行わないと一部のプレーヤーで再生できないため、必ずファイナライズをしてください。
ディスクに傷や汚れがある場合も再生エラーの原因となるため、柔らかい布で拭いてみましょう。さらに、別のプレーヤーやパソコンで再生を試し、問題がソフト側かディスク側かを見破るよう試みてください。