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Bluetoothコーデックとは？おすすめ一覧から比較・確認方法まで解説！
Bluetoothワイヤレスイヤホンを選ぶときに重要なスペックが「コーデック」です。
一口に「コーデック」と言っても種類や特徴は様々で、音の遅延や音質にかかわってきます。
今回の記事では、「Bluetoothコーデック」について解説していきます。
Winxvideo AIは、動画・音声の変換、編集、圧縮、録画などができる高機能なAI動画ソフト。ほぼすべてなBluetoothコーデックに対応しており、それらのコーデックで作成した音楽や曲を他の形式に簡単に変換できます。
（1）Bluetoothコーデックとは
コーデック(Codec)とは、パソコンや電子機器などでデータを圧縮・伝送・再生するためのアルゴリズムや規格のことを指します。
エンコード(符号化)とデコード(復号化) の組み合わせで構成されており、データを圧縮して効率的に保存・伝送して、再生時に元の形式に復元するという仕組みです。
データ種別に応じて設計されているので、「コーデック」は大抵下記のようなカテゴリに分類されています。
- ➊.音声コーデック
- ➋.画像コーデック
- ➌.動画コーデック
- ➍.文書コーデック
Bluetoothコーデックは、「音声コーデック」のカテゴリに属して、音をどういう方法で圧縮して伝えるかとのことです。
具体的に言えば、Bluetoothイヤホンで音楽視聴をしている場合は、以下の流れになります。
- ➊.音楽信号を圧縮してBlueoothの電波にのせてイヤホンに送る。
- ➋.イヤホン側では、受け取ったデータを音声信号に変換する。
このときの圧縮および音声信号とデータを変換するやりとりや、変換するアルゴリズムをコーデックと呼びます。
（2）Bluetoothコーデックのおすすめ一覧と比較
Bluetoothコーデックにはさまざまな種類があり、それぞれ遅延・圧縮効率・音質などが異なります。
一般的に、高い圧縮率を実現するコーデックはデータサイズを小さくする反面、一部の情報の損失や品質の低下を伴うことがあります。逆に、高品質な再生を実現するコーデックはデータサイズが大きくなる傾向があります。
現状、主流となったコーデックは下記の通りです。
- ➊. AAC
- ➋. aptX HD/ LL/ Adaptive
- ➌. LDAC
- ➍. SBC
- ➎. Samsung Scalable Codec
- ➏. HWA
- ➐. UAT
さて、これらのBluetoothコーデックを遅延、圧縮効率、音質の面で比較してみましょう。
| コーデック | 遅延 | 圧縮効率 | 音質 | 最大ビットレート |
|---|---|---|---|---|
| AAC | 0.12秒 | 比較的高い圧縮効率を持ち、良好な音質を提供する。 | 高品質の音声再生が可能で、広く採用されている。 | 256kbps |
| aptX HD aptX LL aptX Adaptive |
aptX HDは0.13秒前後、 aptX LLは0.04秒 aptX Adaptiveは0.05~0.08秒 |
aptX HDは高い圧縮効率を持ち、高品質な音声再生を提供する。aptX LLとaptX Adaptiveは圧縮効率も良好。 | aptX HDはCDクオリティに近い音質を提供し、aptX LLとaptX Adaptiveも高品質な音声再生が可能。 | aptX HDは576 kbps、 aptX LLは352 kbps aptX Adaptiveは420 kbps |
| LDAC | 1.0秒 | 高い圧縮効率を持ち、ハイレゾオーディオのストリーミングに適している。 | 高品質な音声再生を提供し、ハイレゾオーディオの再生に適しています。 | 990kbps |
| SBC | 0.22秒 | Bluetoothの基本的なコーデックであり、比較的低い圧縮効率を持つ。音質には制約がある。 | 一般的な音楽再生には適しているが、高品質な音声には向いていない。328kbps | 328kbps |
| Samsung Scalable Codec | 低い | Samsungデバイス専用のコーデックで、高い圧縮効率を持つ。 | 高品質な音声再生を提供し、Samsungデバイス間での互換性がある。 | 512 kbps |
| HWA | 低い | Huaweiデバイス専用のコーデックで、高い圧縮効率を持つ。 | 高品質な音声再生を提供し、Huaweiデバイス間での互換性がある。 | 990kbps |
| UAT | 低い | HiByデバイス専用のコーデックで、非常に高い圧縮効率を持つ。 | 高品質な音声再生を提供し、HiByデバイス間での互換性がある。 | 1920kbps |
上記の情報は一般的なものであり、使用するデバイスや通信環境によって異なる場合があります。
適切なコーデックを選ぶには、デバイスの互換性、音質の好み、遅延の要件、データ転送速度などを考慮して、自身のニーズに合ったコーデックを選択することが重要です。
（3）Bluetoothコーデックの確認方法
基本的に全ての機器がSBCに対応しているため、SBCでの接続は可能です。
しかし、SBC以外のコーデックで接続したい場合は、送信・受信側ともに同じコーデックに対応している必要があります。
【Android(バージョン8.0以降)の場合】
- ➊.Bluetooth設定にアクセスします。
- ➋.接続しているBluetoothデバイスのリストから、確認したいデバイスを選択します。
- ➌.デバイスの詳細設定または詳細情報を表示するためのオプションを見つけます。
- ➍.そこで、使用されているBluetoothコーデックが表示される場合があります。
【iPhone/iPadの場合】
- ➊.設定アプリを開きます。
- ➋.Bluetooth設定に移動し、接続しているBluetoothデバイスのリストから確認したいデバイスを選択します。
- ➌.デバイスの詳細ページに移動し、使用されているBluetoothコーデックが表示される場合があります。ただし、iOSでは一部のコーデック情報が表示されない場合もあります。
【Windows PCの場合】
- ➊.タスクバーの通知領域のBluetoothアイコンを右クリックします。
- ➋."Bluetoothの設定"または"Bluetoothの機器の追加または削除"を選択します。
- ➌.接続しているBluetoothデバイスのリストから確認したいデバイスを選択します。
- ➍.デバイスの詳細設定または詳細情報を表示するためのオプションを見つけます。
- ➎.そこで、使用されているBluetoothコーデックが表示される場合があります。
【macOSの場合】
- ➊.メニューバーのBluetoothアイコンをクリックします。
- ➋.接続しているBluetoothデバイスのリストから確認したいデバイスを選択します。
- ➌.デバイスの詳細設定または詳細情報を表示するためのオプションを見つけます。
- ➍.そこで、使用されているBluetoothコーデックが表示される場合があります。
上記の手順は一般的なガイドであり、デバイスやオペレーティングシステムのバージョンによっては異なる場合があります。そのため、最も正確で最新の手順を行うには、サービスマニュアルを参照するか、専門家の支援を求めることをお勧めします。
（4）最後に
今回は、Bluetoothコーデックについていくつかの方面から解説しました。
Bluetoothコーデックは、Bluetoothを使用してデジタルオーディオを伝送するための音声コーデック（符号化方式）です。
主流となったコーデックは、SBC、AAC、aptX、LDACなどがあり、伝送速度、音質、および電力消費の面で異なる特性を持ちます。
また、より高品質な音声ストリーミングを提供するための新しいコーデックが開発されています。したがって、将来的にはさらに進化したBluetoothコーデックが登場する可能性もあります。
これらのBluetoothコーデックは、デバイス間での互換性やサポートの有無によって異なる場合があります。例えば、Bluetoothイヤホンとスマートフォンの組み合わせでは、両方のデバイスが同じコーデックをサポートしている必要があるとご注意ください。
