MP4 MP3違いは？意味、ファイル形式、音質、特徴、汎用性、利用用途の違いとMP4 MP3変換方法まとめ
MP4とMP3は名前が似ていますが、実際には全く異なる種類のファイル形式です。この違いについて、「MP4とMP3の違いを教えてください」「MP3とMP4の違いはなんですか？」といった質問がYahoo!知恵袋などでよく見られます。
実際、これらの形式を混同している人は少なくなく、特にMP4が動画形式、MP3が音声形式であるという基本的な違いを理解していない場合があります。
本記事では、現在の最新情報に基づき、MP4とMP3の意味、ファイル形式、音質、特徴、汎用性、利用用途などの違いを詳細に解説します。最後には、目的に応じた変換方法についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事の目次>[MP4とMP3を徹底比較！MP4 MP3違いは？
MP4とMP3は日常生活によく使われているフォーマットですが、MP4とMP3とはどこか違う？ご存知でしょうか。また、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。
そこで今回は、MP4とMP3の違い、使い分け、変換方法について解説していきます。適切に覚え、上手く使い分けできるようにしましよう。
MP4とMP3の違いが一目でわかる比較表
忙しい方のために、まずは結論から比較します。
| 比較項目 | MP4 (.mp4) | MP3 (.mp3) |
|---|---|---|
| 主な中身 | 動画 ＋ 音声 ＋ 字幕 | 音声のみ |
| 画質・音質 | 高画質・高音質（AAC等） | 標準的な音質 |
| ファイルサイズ | 大きい（映像データがあるため） | 小さい（音声のみのため） |
| 主な用途 | YouTube、SNS、スマホでの動画撮影 | 音楽鑑賞、ポッドキャスト、ボイスメモ |
| 汎用性 | 動画形式の標準（ほぼ全ての機器で再生可） | 音声形式の標準（ほぼ全ての機器で再生可） |
決定的な違いは「箱」か「中身」か
- 🔸 MP4は、映像や音声、字幕などをひとまとめにした「コンテナ（入れ物）」です。
- 🔸 MP3は、音声をギュッと小さく圧縮した「データそのもの」です。
これを選べば間違いありません。では、さらに詳しく見ていきましょう。
1、根本的な意味の違い
MP4（MPEG-4 Part 14）は、動画や音声などを記録するためのデジタルマルチメディアコンテナフォーマットです。 2002年にリリースされ、世界標準の動画圧縮形式としてYouTubeをはじめとするさまざまな動画プラットフォームで広く使用されています。
MP3（MPEG-1 Audio Layer 3）は、音声データを圧縮する方式およびファイル形式です。 1994年に登場し、音楽や音声の圧縮形式として世界標準となっています。
名前は似ていますが、MP4は動画ファイル形式（動画の万能コンテナ）、MP3は音声ファイル形式（音声圧縮の王道）と、まったくの別物です。
2、ファイル形式の違い
MP4は動画ファイル形式であり、拡張子は「.mp4」です。 動画データ、音声データ、字幕、テキスト、画像など、さまざまな種類のデータを一つのファイルに格納できるコンテナのような役割を果たします。
MP3は音声ファイル形式であり、拡張子は「.mp3」です。 主に音楽や音声を圧縮するために利用され、音声データのみを格納します。
まとめると、映像と音声の両方を含む場合はMP4、音声のみの場合はMP3が適しています。
3、音質の違いに関する正しい理解
よくある疑問に「MP4とMP3、どっちが高音質？」というものがあります。
結論から言うと、同じ条件ならMP4（の中に入っているAAC音声）の方が高音質である場合が多いです。
- なぜ誤解が生まれるのか？
- MP4（音声部分）：一般的に「AAC（.m4a）」という新しい圧縮方式が使われます。AACはMP3の後継規格として開発されたため、同じ容量（ビットレート）ならAACの方が音質が良いとされています。
- MP3：古くからある技術で、データを削って圧縮します。
【音質の真実】
- MP4 (AAC 192kbps) ＞ MP3 (192kbps)
- 同じ容量ならMP4（AAC）の勝ち。
- MP3 (320kbps) ＞ MP4 (AAC 128kbps)
- ビットレート（情報量）が高ければ、MP3の方が高音質になります。
使い分けの正解：
- 🔸 動画として楽しみたい、効率よく高音質で保存したい → MP4
- 🔸 どんな機器でも再生したい、汎用性を最優先したい → MP3
- 動画や音声の品質を向上させるAIソフトのおすすめ：「Winxvideo AI」
- Winxvideo AIは、MP4動画の画質向上（解像度アップスケーリング、フレームレート向上、手ブレ補正）、およびMP3音声の抽出とノイズ除去を行う多機能ソフトです。基本的な動画・音声のエンハンスメントを一つのソフトで済ませたい方には便利です。
- ✅ 動画や音声の品質を向上させるAI機能
- ✔ AI超解像度：低解像度のMP4動画（例えば480pや720p）を、1080pや4Kといった高解像度にアップスケールします。
- ✔ AIフレーム補間：元の動画のフレームレート（24fpsや30fps）を、60fpsや120fpsなどより高い値に変換します。
- ✔ AI手ブレ補正：手持ち撮影などで発生した手ブレを軽減し、画面の安定感を高めます。
- ✔ AIノイズ除去：MP3などの音声ファイルに含まれる不要な雑音を軽減し、聞き取りやすくできます。
4、特長の違い
MP4の主な特徴：
- ✔ 汎用性が非常に高い：ほとんどのパソコン、スマートフォン、再生機器でサポートされており、エラーなく再生できます。
- ✔ 高品質を維持：動画の品質を保ちながら、ファイルサイズを比較的小さく抑えることが可能です。
- ✔ 多機能：字幕やチャプター、複数の音声トラックなど、豊富な機能に対応しています。
MP3の主な特徴：
- ✔ 圧縮効率が良い：元の音声データのサイズを約1/10まで圧縮可能で、約1分の音声で1MB程度になります。
- ✔ 互換性が抜群：ほぼすべての音楽再生ソフトやハードウェアでサポートされているため、再生できない環境はほとんどありません。
- ✔ 非可逆圧縮：一度圧縮すると元の音質には戻せませんが、CDとほぼ同等の品質を維持できます。
5、汎用性・利用用途、サポート機器の違い
MP4は国際標準規格として規定されたファイルフォーマットで、その汎用性は非常に高くなっています。
- ✔ サポート機器：iPhone、iPad、Androidスマホ、Windows PC、Mac、PlayStation、テレビ、その他多くのメディアプレイヤー。
- ✔ 主な用途：動画の保存、YouTubeなどの動画共有サイト、ミュージックビデオ、映画、テレビ番組など。
MP3もまた、ほぼ全てのオーディオ再生機器やソフトウェアでサポートされている、音声形式のデファクトスタンダードです。
- ✔ サポート機器：ほぼすべての音楽プレーヤー（iPod、Walkman含む）、スマートフォン、パソコン、カーステレオ、スマートスピーカーなど。
- ✔ 主な用途：音楽配信、ポッドキャスト、オーディオブック、効果音、BGMなど。
MP4 MP3違いを分かってから、MP4 MP3変換方法をご紹介
「ライブ映像の動画（MP4）から、曲だけ（MP3）を取り出して聴きたい」 「手持ちの音楽（MP3）に画像を付けて、YouTube用動画（MP4）にしたい」
こうしたニーズに応えるための、最新のおすすめ変換方法をご紹介します。
シチュエーション①：MP4の動画から音声だけ（MP3）を抽出したい
ミュージックビデオや講義動画を、移動中に「音」だけで聴きたい場合に便利です。
-
Winxvideo AI - 多機能の動画・音声処理ソフト動画処理に特化したソフトで、画質や音質の劣化を抑えて変換できるのが強みです。更に、ハードウェアアクセラレーション機能により、高速で変換が可能。4K動画などの重いファイルもスムーズに扱えます。
以下では、Winxvideo AIを使って、MP4の動画から音声だけ（MP3）を抽出する手順を紹介します。
- Step1：Winxvideo AIを起動して、「変換」をクリックします。
- Step2：左上の「＋動画」をクリックして、MP4動画を読み込みます。
- Step3：読み込んだら、左下の「フォーマット」をクリックして、出力プロファイル画面が表示されます。そこで、「音楽」→「MP3」→「OK」の順でクリックします。
- Step4：右下の「参照」をクリックして出力先を指定します。後は、「RUN」ボタンをクリックして、MP4をMP3に変換する作業が始まります。完成するまで少々お待ちください。
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シチュエーション②：MP3の音楽を動画（MP4）にしたい
音声ファイルはそのままではYouTubeやInstagramにアップロードできません。画像と組み合わせて動画ファイルにする必要があります。
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VideoProc Vlogger - 完全無料で使いやすい動画編集ソフト直感的に使える動画編集フリーソフト（アプリ版あり）です。静止画と音楽を合わせる作業が非常に簡単です。波形編集などが視覚的にわかりやすく、初心者でもスライドショー形式の動画がすぐに作れます。
以下では、VideoProc Vloggerを使って、MP3の音楽を動画（MP4）にする手順を紹介します。
- Step1：VideoProc Vloggerを起動して、「プロジェクト」画面が表示され、「プロジェクト名」「保存先」「動画の解像度（幅×高）」を選択して、「+新規プロジェクト」ボタンをクリックしてください。
- Step2：左上の「メディア」欄の「 + 」ボタンをクリックして、PCから準備の写真やBGM音楽（MP3ファイル）を読み込みます。
- Step3：素材の読み込みが完了したら、下部のタイムラインにドラッグして、順番に並べます。
- Step4：素材（画像/MP3）を選択した状態で、中央の「ツールバー」の編集機能、右上の「インスペクタ」の編集機能を活用して、素材（BGM音楽のMP3ファイル）をトリミングしたり、音量を調整したり、再生速度を変更したり、フェードイン・フェードアウトをかけたり、エフェクトを追加することができます。
- BGM付きのスライドショーを素敵に作成したい方は、左上の「タイトル」「トランジション」「エフェクト」を活用してみてください。
- Step5：問題なければ、ツールバーの「書き出し」ボタンをクリックして、「書き出し 」ウィンドウが開いて、出力形式、コーデック、FPS、ビットレート、品質などの設定が用意されて、使用用途に合わせて、選択してください。
- 出力形式に対しては、「MP4」を選択してください。
- 確認してから、「開始」ボタンをクリックして、MP3をMP4に変換します。
まとめ：MP4とMP3はこう使い分けよう！
最後に、MP4とMP3の違いと使い分けをまとめます。
- 映像を見たいなら「MP4」
- 動画の標準規格。YouTubeもスマホ撮影も基本はこれ。
- 中身の音声（AAC）は、実はMP3より効率よく高音質。
- 音だけ聴きたいなら「MP3」
- 音楽ファイルの王様。どんな古いプレイヤーでも再生できる安心感が魅力。
- ファイルサイズが小さいので、大量の曲を持ち運ぶのに最適。
現在でも、この2つの形式はデジタルライフの主役です。用途に合わせて形式を変換したり、使い分けたりして、動画や音楽をより快適に楽しみましょう。
