【2025年保存版】あらゆるDVDをパソコンにコピーする方法!簡単と安全!

大切な思い出が詰まったDVDが再生できない、市販のDVDをパソコンで視聴したいけれど方法がわからない、あるいは最近のノートパソコンにDVDドライブが付いておらず困っている。こうした悩みを抱える方は、意外にも今でも少なくありません。
DVD技術が登場してから、約30年が経とうとしています。しかし、適切に保存されていない場合、10〜30年の間に読み込めなくなるリスクがあることをご存じでしょうか。また、近年のパソコンではDVDドライブが非搭載のものが増えており、その場合は外付けドライブを準備する必要があります。
そんな状況において、DVDをパソコンにコピーしておくことには多くの利点があります。例えば、DVDが紛失や破損してしまっても、内容を失わずに済みます。さらにデジタル化することで、自由に編集や加工を行ったり、SNSなどにシェアしたりすることも可能です。
この記事では、パソコンにDVDをコピーする最新方法を、法律面も考慮しながらわかりやすく解説します。自作DVDはもちろん、市販・レンタルDVDの取り扱いまで、現在の完全ガイドとしてまとめました。
目次
(1)なぜ今DVDをパソコンにコピーする必要があるのか?
(2)DVDをコピーするには
(3)DVDをパソコンにコピーする方法
(4)DVDをコピーするのは違法か?ばれるか?
(5)【FAQ】DVDをパソコンにコピーする際のよくあるご質問
(6)まとめ
(1)なぜ今DVDをパソコンにコピーする必要があるのか?
DVDの寿命と劣化リスク
- DVDが「100年持つ」と言われることがありますが、これはあくまで理想的な保存環境を前提とした場合の話です。実際には、一般家庭の保存環境では10〜30年程度で読み取れなくなることが少なくありません。DVD技術が登場した1995年から現在でちょうど30年が経過し、多くのDVDが経年劣化による問題に直面し始める時期に差し掛かっています。
コピーガードの現状
- 市販・レンタルDVDにはCSS、CPRM、UOPs、APS、リージョンコードなど多層的なコピー防止技術が施されています。これらのコピーガードは年々進化しており、現在ではより強固な保護がかかっているケースが多いです。
現代生活での利便性向上
DVDをパソコンにコピーすると、以下のようなメリットが得られます:
- ✅ 再生機器不要:DVDドライブのない最新PCやスマホでも再生可能。
- ✅ 物理的スペースの削減:ディスク収納スペースが不要に。
- ✅ 編集・共有が容易:動画編集ソフトで加工やSNS共有が可能。
- ✅ バックアップとしての役割:紛失・破損リスクの分散。
(2)DVDをコピーするには
そもそも「DVDをコピー」とは、DVDメディア上に保存されたデータやコンテンツを別の媒体や場所に複製することを言います。DVDをパソコンにコピーすることで、DVD内のデータの管理、共有、編集、再生が非常に扱いやすくなります。
DVDのコピーには、DVDの構造・特性によってさまざまな手法があります。一般的な手法には以下のようなものがあります。
- ➊.レンタルや市販DVDなら、DVDリッピングソフトや画面録画ソフトを使う。
- ➋.個人が自作したDVDなら、パソコンのDVDドライブを使用する。
- ➌.地デジテレビを録画したDVDなら、専用のCPRM解除ソフトを利用する。
また、DVDの標準規格はDVD-Videoとなっているから、DVDプレーヤーを使わないと再生できないということです。
使用目的によって、DVDデータを適切なファイル形式に変換することもおすすめです。例えば、単純な二重バックアップだと、DVD-VideoやISOイメージが良いです。加工・編集、もしくは持ち歩いて視聴することが目的であれば、MP4形式が良いです。
(3)ケース別・DVDをパソコンにコピーする方法
この部分では、次のようなDVDをコピーしてパソコンに保存する方法を紹介します。
- ➊.レンタルや市販DVD
- ➋.自作DVD(ハンディカムで撮影した動画)
- ➌.家庭用レコーダーで録画したDVD
ケース@、市販・レンタルDVDをパソコンにコピーする方法
一般的に、市販やレンタル用のDVDはコピーガード(コピーコントロール)で保護されています。コピーガードは、著作権保護のためにデジタル著作物を不正なコピーから守るための技術的な手段です。
具体的なコピーガードの方式やメカニズムは、ディスクの製造元や発行元によって異なる場合があります。通常なコピーガード技術としては、CSS、Macrovision、容量偽装、Cinavia、ソニーArccOS、リージョンコードなどが挙げられます。それによって、DVDの内容を暗号化したり、録画や複製を防止するために制御信号を挿入することがあります。
そのため、市販やレンタル用のDVDをコピーするには、「コピペ」という簡単な操作で済むことではなく、DVDリッピングソフトが必要です。
ここでは、「WinX DVD Ripper Platinum」をおすすめします。
- WinX DVD Ripper Platinumの特徴
- ➊.強力コピーガードを突破する高い性能で、最新ディズニーDVDやアダルトDVDもコピー可能。
- ➋.データを書き出す速度は速くて、2時間の映画をリッピングしようとすると数分〜10分程度で完了。
- ➌.豊富なファイル形式に対応して、DVDからスマホ・タブレット向け動画データにも直接変換できる。
- ➍.非常にシンプルでわかりやすい画面構成で、PCに不慣れな方でも直感的に操作可能。
さて、WinX DVD Ripper Platinumを使って市販やレンタル用のDVDをパソコンにコピーしていきます。
どのリッピングソフトでも基本的な操作についてはほとんど変わらないので、他のソフトを使っているという人でも参考になるかと思います。
step1WinX DVD Ripper Platinumを起動後、ホーム画面で「ディスク」ボタンをクリックします。
step2DVDディスクの選択ウィンドウが表示されて、ディスクを選択して「OK」を押しましょう。

step3DVDデータの保存形式の指定(拡張子)を選択して「OK」をタップします。特に指定がない場合は基本的に「MP4」を選択しておけば問題ないです。

step4画面右下の「RUN」ボタンをクリックすれば、DVDのコピーが開始されます。「すべての動作が完了しました」と表示されるのでOKで終了となります。

- ご注意
- DVDのコピーって、DVD Shrinkというフリーソフトもあります。残念ながら、2005年にDVD Shrinkの開発が事実上終了、新しいDVDの対応も絶望的な状態のようです。また、経験上、リッピングによって「画質や音質の劣化が生じやすい」欠点もあるのでおすすめしません。
ケースA、個人が自作したDVDをパソコンにコピーする方法
個人が自作したDVDとは、自分で撮影した映像や編集した作品をDVDメディアに書き込んだものを指します。一般的に、個人が家族や友人との特別な瞬間を記録して、DVDにまとめることが多いです。
このようなDVDは、何のコピーガードもかからずに、コピー作業が簡単にできます。基本的には、ほとんどのPCに標準装備されているソフトでコピー可能です。具体的やり方は下記の通りです。
- ➊.DVDをPCのドライブにセットします。
- ➋.自動再生が始まったなら停止してソフトを終了してください。
- ➌.マイコンピュータからドライブを右クリックして、「開く」で内容表示して、最上層のデータ(DVD-VideoならVideoTSフォルダ)をコピペでもドラッグでいいので、パソコンのわかりやすい場所、例えばデスクトップにコピーしてください。
これが自作DVDのコピーという作業になります。
ケースB、地デジテレビを録画したDVDをパソコンにコピーする方法
地デジテレビを録画したDVDは、デジタル放送を受信して、それをDVDメディアに記録することで作成される映像ディスクです。
DVDレコーダーを通じて記録したこれらのDVDディスクは、「CPRM」という日本独自のコピーガードで保護されています。パソコンなどCPRMに未対応のデバイスで再生すると、再生画像が緑やグレーで潰されます。
録画DVDから映像をパソコンで再生できるように変換して保存するには、「CPRM」を解除できるソフトが必要な条件となります。
以前、CPRM DecrypterなどCPRMを解除するフリーソフトも手軽に入手できたが、現在はマルウェアの偽装に使用されているものが多く、入手が非常にリスキーになります。予算があれば、やはり有料ソフトを使ったほうが安心でしょう。具体的なやり方は下記の記事をご覧ください。
(4)DVDをコピーするのは違法か?ばれるか?
結論から言えば、殆どの市販・レンタルDVDや地デジ録画DVDをデジタルでコピーする場合、何らかのコピー制御を回避する必要があり、その部分が2012年の法改正で違法とされています。たとえ個人的にとか、家庭内とかいったかなり限られた範囲内で使用するにも違法になります。現行著作権法においては、この場合における罰則は、「3年以下の懲役又は300万円以下の罰金」と規定されています。
一方、著作権侵害は親告罪とされています。親告罪とは、被害者である著作権者が被告人を告発することによって刑事訴追が行われる仕組みです。著作権法に基づく刑事訴訟は、被害者の意思によって進められるため、被害者が告発しなければ、警察や検察が独自に捜査や訴追を行うことはありません。つまり、他人にばれない限り処分されることはないので、“グレーゾーン”だと思います。
バレるバレないでいえば、コピーしたものをネットにアップしたり他人に配布したりしない限りばれないでしょうか。
※ コピーガードが無い個人作成のDVDのコピーであれば、何ら違法性は無い、それはCDのコピーが合法と認められているのと同じことです。
(5)【FAQ】DVDをパソコンにコピーする際のよくあるご質問
DVDをパソコンにコピーする際、「どうすればいいの?」「違法じゃないの?」「画質は大丈夫?」など、多くの疑問が浮かびますよね。ここでは、DVDをパソコンにコピーする際のよくある質問とその答えをまとめました。
Q1: DVDをパソコンにコピーするのは違法じゃないの?
著作権法上、個人的な利用目的であっても、市販のDVD(著作権保護されたDVD)をコピーガードを解除してパソコンにコピーすることは違法とされています。これは「私的複製の対象外」とされており、刑事罰の対象にもなり得ます。
ただし、以下の場合は問題ありません。
- ✅ ご自身で撮影・作成したDVD(自作DVD) をコピーする場合。
- ✅ 著作権保護がされていないDVD(例:配布フリーの素材集DVD、古いパブリックドメインのDVDなど)をコピーする場合。
- ✅ コピーガードが付いていないDVD をコピーする場合。
- ✅ レンタルDVDについても、市販DVDと同様にコピーガード解除を伴う複製は違法です。
Q2: DVDをパソコンにコピーするのに、どんなものが必要?
DVDをパソコンにコピーするには、主に以下のものが必要です。
- DVDドライブが搭載されたパソコン:内蔵DVDドライブがない場合は、外付けのDVDドライブが必要です。
- コピーしたいDVDディスク:コピーしたいDVDを用意します。
- DVDコピー・リッピングソフト:DVDのデータをパソコンが読み込めるファイル形式(MP4など)に変換するためのソフトウェアです。無料のものから有料のものまで様々です。
Q3: DVDコピー・リッピングソフトを選ぶ際のポイントは?
ソフトを選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 対応形式:出力したいファイル形式(MP4、MKVなど)に対応しているか。
- 画質・音質:コピー後の画質や音質をどれだけ維持できるか。高品質を求めるなら、高評価のソフトを選びましょう。
- 処理速度:大量のDVDをコピーするなら、高速変換に対応しているソフトが便利です。
- 機能性:インターレース解除、動画編集、圧縮などの追加機能が必要か。
- 価格:無料ソフトで十分か、有料ソフトの機能やサポートが必要か。
- 操作のしやすさ:初心者でも直感的に使えるか、設定が複雑ではないか。
Q4: コピーすると画質は劣化するの?
基本的に、一定の画質劣化は避けられないものです。これは、DVDの映像が通常MPEG-2という圧縮形式で保存されており、それをパソコンで扱いやすいMP4などの形式に変換する際に再エンコード(再圧縮)が行われるためです。
ただし、画質劣化を最小限に抑える方法はあります。
- 高機能なリッピングソフトを選ぶ:高品質なエンコードエンジンを搭載したソフトを選びましょう。
- 高ビットレートで出力する:元のDVDに近いビットレートで出力設定を行うことで、画質劣化を抑えられます。ただし、ファイルサイズは大きくなります。
- 適切なコーデックを選ぶ:H.264やH.265(HEVC)のような高効率なコーデックを選び、圧縮率と画質のバランスを取ります。
- 「パススルー」や「ストリームコピー」を利用する(限定的):DVDの内部コーデックが直接変換先の形式と互換性がある場合、再エンコードなしでコピーできる機能を持つソフトもあります。これなら画質劣化はありませんが、対応できるDVDは限定的です。
ほとんどのケースでは、適切に設定すれば、肉眼ではほとんど気にならないレベルの画質でコピーが可能です。

Winxvideo AIの高画質化機能を利用すれば、動画を2倍から最大4倍までアップスケールが可能です。例えば、480pの映像を960pや1440p、さらにはほぼ4K(2160p)といった解像度に変換することで、視覚的な鮮明さや細部の視認性が大きく向上します。
長時間のDVDをパソコンにコピーするのにどのくらい時間がかかる?
コピーにかかる時間は、以下の要因で大きく変わります。
- DVDの長さと容量:長時間のDVDや容量の大きいDVDほど時間がかかります。
- パソコンの性能:CPU、特にGPU(グラフィックボード)の性能が高いほど高速です。
- DVDドライブの読み込み速度:ドライブの性能も影響します。
- 出力設定:高画質設定(高ビットレート)にするほど処理に時間がかかります。
- リッピングソフトの性能:ハードウェアアクセラレーションに対応しているソフトは、非常に高速です。
標準画質のDVD(約2時間)をMP4形式に変換する際、高性能なPCとリッピングソフトを使用すれば、通常数十分から1時間ほどで作業が完了します。特にWinX DVD Ripper Platinumを利用すると、DVD(約2時間)をMP4(H.264形式)に変換する速度が極めて速いことが特徴です。高性能なGPUやCPUの活用により、一般的には5〜10分程度で変換が終了します。

WinX DVD Ripper Platinumは、Digiarty Softwareが開発したDVDリッピングソフトウェアで、市販やレンタルDVDに施されたさまざまなコピーガードを解除し、MP4やISOファイルなどの形式に変換する機能を備えています。
(6)まとめ
以上が、各種DVDをパソコンにコピーする方法の解説でした。
DVD内のデータは、二重バックアップや加工・編集目的でパソコン内に保存することをおすすめします。
自作のDVDはもちろん、コピーガードが付く市販やレンタルDVDにも、地デジテレビを録画したDVDにも手順通り行えば簡単にコピーできます。
ぜひご紹介した方法で、大切DVDをパソコンにコピーしましょう。
- ご注意
- DVDをパソコンにコピーする作業は、適切なツールと基本的な知識さえあれば、それほど難しいものではありません。著作権への配慮を忘れずに、大切な思い出の映像やコンテンツを上手に活用してみてください。