MP4ファイルが再生できない原因と対処法(Windows11向け)

Windows11でMP4ファイルが再生できない

MP4は各OS、ブラウザ、スマホ、様々な機器に対応している現在最も主流な動画形式です。汎用性が高いため、日常生活でよく使っています。ですが、最新バージョンWindows11にアップグレードした後、MP4ファイルを再生する時に、映像を見れない、音ズレなどのエラーが発生したことがあります。
そんなとき、どのように対処すれば良いでしょうか。

今回の記事では、このようなWindows11でMP4ファイルが再生できないエラーを修復するために、原因と対処法を詳しく解説していきます。

Windows11でMP4ファイルが再生できない主な原因

  • 1MP4動画をWindows11標準搭載のメディアプレイヤーで再生できません;
  • 2スマホから動画をWindows11に移し、MP4を再生すると音ズレが発生してしまいました;
  • 3MP4の動画がカクカクしてまともに視聴できません。
  • 4MP4ファイルを再生する時に、映像が出ず音声のみ流れます。
  • ...

Windows11でMP4ファイルを再生して見る時に、以上のような状況がよく発生しましたね。それらを引き起こす原因はそれぞれですので、次は詳しく解明していきましょう。

原因@:MP4に対応の映像・音声コーデックが無し

普通では、Windows11 Media Playerを使って、動画を再生することができます。ただし、最近MP4ファイルを再生しようとするときに、次のいずれかのエラーメッセージが表示されることがあります。

  • ✖ 『Windows Media Player必要なビデオコーデックがコンピューターにインストールされていないので、ファイルを再生できません。』
  • ✖ 『Windows Media Player必要なオーディオコーデックがコンピューターにインストールされていないので、ファイルを再生、書き込み、リッピング、または同期することはできません。』
  • ✖ 『ファイル形式が無効です。』

それは、MP4ファイルの再生に必要なコーデックがパソコンにインストールされていないため、Windows11でMP4の再生が失敗になりました。

なら、一体コーデックとは、どんなものを指しているのでしょうか?
MP4は動画形式の一つで、その中には、コーデックという動画を形成する動画データと音声データをそれぞれ圧縮・変換・復元するプログラムが格納されています。

通常では、MP4で使用できるビデオコーデックが主にH.265・H.264・Xvid・Divx・MPEG-4で、オーディオコーデックがAAC・MP3・Voribis・AC-3です。MP4ファイルを再生するには、同じくコーデックというものを使って、音声と動画データを抽出して再生する必要があります。例えば、再生したいMP4ファイルはH.264とAACの両方を組み合わせたものなので、PCにその二つのコーデックがインストールされていないと、再生することができません。

それに、Windows Media PlayerはHEVC/H.265に対応していません。なので、ファイルのコーデックがHEVC/H.265であれば、Windows 11でそのMP4ファイルを再生することはできません。

原因A:MP4ファイルに損傷がある

ファイル自体に損傷がある場合では、Windows11でMP4ファイルを再生できない可能性があります。ファイルが何らかの理由で破損するため、再生や読み込みが不能になってしまいました。

或いは、自分のWindows11では、メディアプレイヤーでMP4再生に対応のコーデックが内蔵されていますが、そのコーデックを誤削除してしまうと、MP4が再生できなくなる可能性もあります。

原因B:お使いの再生プレイヤー自体の不具合

Windows Media Playerではなく、ほかの動画再生ツールを利用して、Windows11でMP4をうまく再生できない場合は、そのツール自体が何らかの不具合があるからです。

例えば、プログラムが正確にインストールされていないや、MP4形式に対応できない、ソフトのバージョンが古いなどの理由で、MP4ファイルを再生できません。

それ以外、Windowsシステムに問題が起きている或いは、PCのドライブに問題があって、MP4動画の解像度及びファイルサイズは大きいなども、Windows11でMP4を再生できない原因となっています。

Windows11でMP4ファイルが再生できない時の対処法

次は、MP4ファイルをWindows11で再生できない時の対処法をまとめて紹介します。

対処法@:MP4に対応したコーデックをインストールする

Windows11メディアプレイヤーでMP4のみ再生できない場合は、コーデックをインストールすることで解決できる可能性があります。サードパーティベンダーのコーデックで知名度の高い「K-Lite Codec Pack」をおすすめします。しかも、無料で使えます。

  • ☟ K-Lite Codec PackをWindows11にインストールする方法
  • ステップ1、ダウンロードサイトにアクセスします。「Download:」の下にある「Sever1」か「Sever2」をクリックてダウンロードすることができます。
  • MP4対応コーデックパック
    K-Lite Codec Pack
  • ステップ2、エクスプローラーで「ダウンロード」フォルダを開いて「K-Lite_Codec_Pack_XXXX_Basic.exe」をダブルクリックします。案内に従ってインストーラをWindows 11に保存します。
  • ステップ3、コーデックのインストールが完了すると、再度MP4のファイルを開いて正常に再生されるか確認して下さい。

対処法A:Windows Media Playerを再インストールする

Windows Media PlayerがMP4対応しているのに、ファイルをうまく再生できない場合は、そのプログラムを再インストールすれば、MP4ファイルを再生することができるようになります。

  • ☟ Windows Media Playerを再インストールする方法
  • ステップ1、Windows11の「スタート」から「設定」を開き、「アプリ」>「オプション機能」の順にクリックします。画面を下にスコールし、「Windows Media Player」を選択して、「アンインストール」ボタンをクリックします。
  • Windows Media Playerを再インストール
    Windows Media Playerを再インストール
  • ステップ2、アンインストールが完了したら、一度Windows11を再起動します。再起動したら再び「オプション機能」の画面を開き、「機能の追加」をクリックします。「Windows Media Player」が選べるようになっていますのでチェックを入れ、「インストール」をクリックします。
  • Windows Media Playerを再インストール
    Windows Media Playerを再インストール

対処法B:MP4に対応した別のメディアプレイヤーを利用する

Windows11 Media Playerまたは現在使いの再生ソフトで、どうしてもMP4を再生できない場合は、ほかの万能なメディアプレイヤーとの置き換えがおすすめです。

ここでは、「5KPlayer」という完全無料なWindows11対応メディアプレイヤーをおすすめします。5KPlayerはMP4を始め、ほぼ全ての主流動画形式と音声形式をサポートします。通常のSD、HD動画は無論、4K、8Kのような超高解像度の動画が全部オリジナル品質で再生することができます。低スペック環境でも動きが重くなっていません。それに、ちょっと破損したMP4ファイルでも再生することが可能で、再生機能が強力です。

5KPlayer

5KPlayer - Windows 11 MP4再生フリーソフト

【対応形式】:mov, mp4, webm, flv, avi, wmv, mkv, mt, m2ts, mxf, swf, vob, mpg, rm, 3gp, mp3, aac, ac3, ogg, flac...
【機能】:DVD・動画・音楽再生、AirPlay& DLNA発信機/受信機、Web動画ダウンロード、ネットラジオ再生、チメディアライブラリ作成

  • ☟ 5KPlayerを使ってWindows11でMP4を再生する方法
  • 5KPlayerをダウンロードしてインストールして起動します。Windows11で再生したいMP4ファイルを保存しているフォルダを開き、そのファイルを5KPlayerの起動画面の黒い部分にドラッグ&ドロップしたら、Windows11でのMP4再生が始まります。
  • Windows 10対応MOV再生ソフト5KPlayer
    Windows 10対応MOV再生ソフト5KPlayer

対処法C:MP4を他の動画形式に変換する

MP4動画をWindows11で再生できない時のもう一つの解決方法は、ほかの形式の動画ファイルに変換して再生することです。ただし、この方法は毎回MP4ファイルの変換が必要で、ちょっと面倒くさいです。

ここは、高機能な動画変換ソフト「VideoProc Converter」といったものをおすすめします。変換速度が速くて、変換後の動画の品質も劣化なしで見えます。対応出力形式が多いので、MP4ファイルを自由にAVI、MOV、WMVなどお使いのメディアプレイヤーが対応可能な形式に変換して保存できます。

Windows11対応MP4変換ソフト〜VideoProc Converter

【対応形式】:AVI、MP4、MOV、WMV、FLV、MKV、TS、OGV、WebM、3GP、3G2、ASF;MP3、WAV、AC3、M4A、M4B 、AAC 、AC3 、OGG 、AIFFなど
【機能】:動画変換、動画編集、DVD・音声変換、PC/Mac/iPhone画面録画、動画ダウンロードなど多機能を一身に備えている

  • ☟ VideoProc ConverterでMP4を変換する方法
  • ステップ1、「VideoProc Converter」をダウンロード・インストールします。インストールが完了した後、ソフトを起動して、トップ画面の「ビデオ」をクリックして、動画変換画面が表示されます。
  • ステップ2、「+ビデオ」でMP4ファイルを追加してから、下にある「出力」アイコンをクリックします。ここでは、お好みの出力形式を選んでください。
  • ステップ3、そして、「RUN」をクリックします。そうすると、対象動画形式の変換が開始します。
  • VideoProc ConverterでMP4を変換
    VideoProc ConverterでMP4を変換

最後に

ここまでMP4動画をWindows11で再生できない原因とその対処法の解説が完了しました。自分の場合に応じて、再生できない原因を特定してから対応する解決方法を試してみてください。

最後、トラブル解決の参考になれば幸いです。

編集者:スズメ
この記事を書いた人:スズメ

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