光学ディスクよりISOファイルのほうが保存、管理しやすいので、DVDやBlu-ray Discの中身を一つのISOイメージファイルに変換して、パソコンにバックアップすることが少なくないです。しかし、「ダブルクリックすることだけでISOファイルを開いて扱うことができない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

実には、Windows10パソコン標準の「マウント」機能を使用すれば、仮想ディスクとしてISOファイルを読み込み、中身を確認できるようになります。

本文ではWindows10でISOファイルをマウントする方法を4つ、ISOマウントができない・表示されない時の対策も紹介します。失敗せずにWindows10でISOマウントをしたい人は必見です。

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ISOマウントについて

ISOイメージファイルとは

• ISOイメージファイル（ISOファイル）はCDやDVD、Blu-ray DiscDVDなど光学ディスクの中身を丸ごと一つにまとめたものです。その中にはメディアファイルやフォルダ以外にも、ディスク構造に関する重要なファイルシステム情報などが含まれます。

ライティングソフトなどを使用すれば、パソコンに保存されたISOファイルをそのまま光学ディスクに書き込めることはISOファイルのメリットです。

でも、WindowsパソコンではISOファイルの中身を直接に確認、または再生することができません。

そういう場合は、ISOファイルをマウントすることで解決できます。

パソコンに保存されたISOファイルを仮想ドライブに差し込むことはマウントと呼ばれています。

ISOファイルをマウントすると、光学ディスクに書き込まなくてもその中身を確認したり、動画などのメディアファイルを視聴したりすることができるようになります。

もっと読む：無料！ISOをDVDに書き込む方法＞＞

Windows10でISOファイルをマウントする4つの方法

Windows10では、「マウント」機能が標準で搭載されているので、サードパーティのマウントソフトウェアが不要で、ISOファイルの中身を見ることができます。

ここでは、Windows10でISOファイルをマウントする4つの方法を詳しく紹介していきます。

（1）.「右クリック」でISOファイルをマウントする

Step1パソコンの「Cドライブ」の直下に保存されたISOファイルを右クリックします。

Step2メニューから「マウント」を選択します。

Step3エクスプローラーの「PC」上に仮想ドライブが表示されます。その後、普通のドライブと同じような感じで仮想ドライブを使えるようになります。

（2）.「ディスクイメージツール」でISOファイルをマウントする

Step1エクスプローラーからマウントしたいISOファイルをダブルクリックし、上部の「ディスクイメージツール」タグをクリックします。

Step2左上に「マウント」 というボタンが現れたら、これをクリックします。

Step3 ISOファイルがマウントされたら、「PC」の「デバイスとドライブ」項目に仮想ドライブを見られます。仮想ドライブをダブルクリックするだけで扱えます。

（3）.「PowerShell」でISOファイルをマウントする

Step1Windows10のスタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell（管理者）」を選択します。

Step2「管理者：Windows PowerShell」画面が出たら、次のコマンドを入力して実行します。

• Mount-DiskImage -ImagePath "C:\Windows10（ファイル名）.iso"

Step3コマンドを実行した後、エクスプローラーの「PC」で仮想ドライブが表示されます。仮想ドライブをダブルクリックなどで直接開くことができます。

（4）.「ディスクイメージの書き込み」でISOファイルをマウントする

Step1ISOファイルを右クリックし、メニュー内に「ディスクイメージの書き込み」を選択します。

Step2「Windowsディスクイメージ書き込みツール」画面が出たら、書き込み用ドライブは「DVD Rドライブ(D:)を選択し、「書き込み（B）」をクリックします。

Step3マウントできたら、エクスプローラーの「PC」にある「DVD RMドライブ(D:)」をダブルクリックし、マウントしたISOファイルの中身を確認できます。

• 📝【ISOファイルのアンマウント方法】
• ISOファイルを仮想ドライブから取り出すのは「アンマウント」といいます。
• エクスプローラーの「PC」に仮想ドライブを右クリックし、メニューから「取り出し」を選択すると、マウントしているISOファイルが解除されます。

Windows10でISOマウントができない・表示されない時の対策

上記の通り、Windows10でISOファイルをマウントする操作は複雑ではないです。

が、「右クリックしてもメニューにマウントが表示されないケースが発生しまいました」「エラーが出てISOファイルがマウントできなかった」という問題が時々発生することがあります。

そんな場合には、以下の対策を行ってください。

対策�@：ISOファイルの関連付けを見直す

サードパーティのマウントソフトウェア、書き込みソフト、及びISO対応のメディアプレーヤーをインストールしたので、Windows10上のISOファイルを開く関連付けが自動で解除されることがあります。

その場合、右クリック、ダブルクリックなどでWindows 10の「マウント」機能を使用できなくなるかもしれません。だから、「ISOマウントが表示されない」「ISOマウントが使えない」問題が出たら、ISOファイルの関連付けを見直してください。

ISOファイルが別のアプリケーションに関連付けになっている場合は、Windows10標準のエクスプローラーの関連付けに変更すれば問題を解決することができます。

【ISOファイルがWindows10標準のエクスプローラーの関連付けにする方法】

• ❶ ISOファイルを右クリックして、メニュー内の「プログラム」→「別のプログラム」を選択します。
• ❷「このファイルを開く方法を選んでください」画面が表示されたら、「エクスプローラー」を選択して、「常にこのアプリを使って.isoファイルを開く」をチェックに入れて、「OK」ボタンをクリックします。

対策�A：ISOファイルのマウント方法を変えてみる

ここではWindows10でISOファイルをマウントする方法について4つ紹介しました。

あなたが利用している方法でISOファイルがマウントできない場合は、他の方法を一つずつ試してみることで問題を解決する可能性があります。

対策�B：ISOファイルがブロックされているかどうか確認する

インターネットからダウンロードしたISOファイルがブロックされていると、それをマウントすることができません。

その故、エラーでISOマウントができない時にはISOファイルがブロックされているかどうか確認すべきです。ISOファイルがブロックされた場合は、解除してから再度マウントしてみてください。

【ISOファイルのブロックを解除する方法】

• ❶ ISOファイルを右クリックして、コンテキストメニューの「プロバディ」を選択します。
• ❷「全般」タブの「セキュリティー」に「ブロックの解除」をチェックに入れて、「OK」をクリックします。

対策�C：ISOファイルをコピーして別の場所に保存してみる

ISOマウントのエラーが発生した場合は、ISOファイルの保存場所に問題があるかもしれません。

その対策は、ISOファイルをコピーして別の場所に保存してみるのです

特に、USB/外付けHDDなどに保存されているISOファイルをマウントする場合は、事前にISOファイルをパソコンのC/Ｄドライブに移動したほうが良いです。

対策�D：エクスプローラー、またはパソコンを再起動する

エクスプローラー、またはWindowsパソコン自体は一時的な不具合があるのはISOマウントが正しく進まない原因の一つであると考えられます。

その不具合に関して、「とりあえずエクスプローラー、またはパソコンを再起動する」ことは有効な対策です。

対策�E：ISOファイルを再度取得する

ISOファイルが破損していると、「ディスクイメージファイルが破損しています」というエラーメッセージが出て、マウント処理がうまく進むことができません。

そんな場合にはISOファイルを再度取得しましょう。

▶光学ディスクのCDやDVD、BDをを手元に持っていれば、再度光学ディスクのデータをISOファイルに変換します。

▶ISOファイルがクラウドなどに保存されている場合は、インターネットから再度ダウンロードしてください。

補足：Windows10でISOファイルをmp4へ変換する方法

Windows10でISOファイルをマウントすることで、その中身を見ることができます。でも、毎回にマウントすると正直面倒だという人もいるでしょう。

ISOファイルを汎用性の高い「MP4」に変換すれば、そのお悩みを解消することができます。次は、Windows10でISOファイルをMP4へ簡単変換する方法を一つ紹介します。

ISO MP4変換ツール〜「WinX DVD Ripper Platinum」

• 【対応OS】：Windows 7/8/8.1/10/11；
• 【日本語】：対応
• 【コピーガード解除】：対応
• 【入力形式】：DVDディスク/ISOイメージファイル/DVDフォルダ
• 【出力形式】：DVDフォルダ、ISOイメージ、MP4、MKV、MPEG、MOV、FLV、AVI、H265…

WinX DVD Ripper Platinumは高性能のDVDリッピングソフトであり、ISOファイルをMP4に簡単変換することができます。

WinX DVD Ripper Platinum特徴

• ✿　DVDディスクだけでなく、ISOイメージファイルやDVDフォルダを読み込み、変換できる；
• ✿　MP4・MKV・MPEG・H.265・FLV・MP3・AACなどほぼすべての動画・音声形式で出力可能；
• ✿　DVDリージョンコード、Sony ARccOS、UOPs、APS、CSS、Sony ARccOS、容量偽装、ディズニーDRM…といったコピーガードがかかっているDVDディスクやISOイメージファイルをMP4へ変換できる；
• ✿　複数のISOイメージファイルをMP4へ同時に変換することが可能；
• ✿　ハードウェアアクセラレーション技術をサポートして、ISOファイルからMP4への変換速度が超早い；
• ✿　高品質エンジンやインターレース解除により、高画質でISOファイルをMP4に変換できる；

WinX DVD Ripper Platinumの使い方も非常に簡単ですので、一度試してみてください。

【WinX DVD Ripper PlatinumでISOイメージファイルをMP4に変換する手順】

• ❶ WinX DVD Ripper Platinumを立ち上げ、上部の「ISOイメージ」アイコンをクリックし、変換したいISOファイルを選択し、「OK」をクリックします。。



• ❷ ISOファイルの読み込み後、「出力プロファイル」画面に「MP4動画」を選択し、「OK」を押します。。



• ❸ 「保存先」の「参照」をクリックすることで、保存先を指定します。



• ❹ 「RUN」ボタンをクリックすると、ISOからMP4への変換処理が開始されます。

もっと読む：WinX DVD Ripper Platinumの使い方＞＞

まとめ

以上、Windows10でISOファイルを簡単にマウントする4つの方法の説明でした。

ISOファイルのマウント中に「マウントが表示されない」「マウントが使えない」といった問題が時々生じますが、基本的に上記の対策�@〜�Eを実施することで解決できます。

さらに、「毎回ISOファイルをマウントするのがちょっと面倒だ」と感じたら、「WinX DVD Rippe Platinum」でISO ファイルをMP4へ変換することをおすすめしたいです。

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この記事を書いた人：高木

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