DVDの保存方法:DVDを長期保管するポイント・DVD保管ケースをご紹介

DVDの保管方法

購入した市販DVDに限らず、自分で撮影した写真や動画のデータを、DVDに移して保存している方も多いのではないでしょうか。

そしてドンドン増えていくDVDですが、どのように収納したら劣化しないか分からない、DVDをお洒落に収納したい…などDVDの保存方法に困っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、DVDの保管方法と、量が増えたときの収納術をご紹介していきたいと思います。DVDの保管についてお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

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DVDの寿命はどれくらい?

データを保存したDVDやCDなどの光ディスクは物理的な損傷や変形により再生できなくなるため、経年劣化による寿命も存在します。

「光ディスクの寿命は、製造時の品質にも左右されるが、適切な取り扱いおよび保存行為をしていれば最長で100年、多少雑に取り扱っても劣化を進める要素(直射日光(紫外線)、高い温度、強い湿気など)に積極的に晒さなければ10〜30年は保存しておくことが可能とされている。」

DVD-ROM

DVD-ROMは読み込み限定のディスクで、構造上、もっとも長寿命です。

DVD-ROMディスクに刻まれた溝によってデータが記録されているため、記録層の化学変化による劣化が起こりにくいです。きちんと管理をすれば寿命は30〜100年があり、他のDVD-RやDVD-RWに比べ非常に長期間のデータ保存が可能です。

DVD-R

DVD-ROMは一度だけ書き込みが可能なディスクです。適切な保存管理をすれば、寿命は10年〜100年といわれています。

DVD-RW

DVD-RWは何度も書き込めるディスクです。

DVD-ROMディスクは熱に敏感に反応する素材を使っているために、他の2種類に比べ長期保存には不向きです。適切な保存管理をすれば寿命は10年〜100年といわれています。

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DVDの保管方法6つをご紹介:DVDをなるべく劣化させずに保存できる

永久的に利用できるものではないが、DVDの保存方法によって劣化の進行や状態も異なるので、DVDを長期保管するために、正しい方法で保管することが重要です。

方法@:直射日光のあたる場所を避けて保管

DVDの保管方法@:直射日光のあたる場所を避けて保管

DVD-RとDVD+Rは紫外線に弱いです。DVDが紫外線を浴びると、ディスクは紫外線を吸収し、その強さによっては化学変化を起こして変質し、記録層が傷ついてしまいます。変質したディスクは、データが記録できなくなったり、読み取れなくなってしまうことがあります。

だから、DVDを長期保管したなら、車の中や窓際、そして屋外など、直射日光が当たる場所でDVDを保管するのは避けてください。

方法A:高温多湿の環境を避けて保管

DVDの保管方法A:高温多湿の環境を避けて保管

DVDは高温多湿になる場所で保管するとカビが生えやすくなります。ディスクにカビが生えると、記録したデータを読み取れなくなるリスクが高まります。

熱がある場所、たとえば、暖房器具の近くやキッチンなどを避けて保管することがおすすめです。また、締め切ったタンスの奥や湿度の溜まりやすい窓際でDVDを保管するのは絶対に避けてください。除湿剤を入れておくと、より安心度が高まります。

方法B:温度変化が激しい場所を避けて保管

DVDの保管方法A:高温多湿の環境を避けて保管

DVDは、急激な温度変化にも弱いため、室外のDVDを温かい部屋に急に持ち込んだ時、また真夏など、エアコンをオフにした際、急激な温度変化で結露したり、カビが生えてしまうことがあります。

環境変化の激しい場所、たとえば、エアコンの吹き出し口付近などに避けてください。また、風が直接当たるところに保管するのも避けましょう。

方法C:立てた状態で保管

DVDの保管方法C:立てた状態で保管

DVDを長期間寝かせた状態にしていると、重力がかかってしまうので、ディスク本体が曲がってしまう場合があるのです。見てもわからないような歪みでも、読み取りプレイヤーにとってはトラブルの原因になります。最悪の場合、再生できなくなってしまいます。

寝かせておくより立てておいた方がDVD長期保存できるので、立てた状態で保管するようにしましょう。DVDを立てる際は、ケースの短辺をつけて立てるのでも長辺をつけて立てるのでも、どちらでも問題ありません。

方法D:ケースに入れて保管

DVDの保管方法D:ケースに入れて保管

DVDをケースから出して、ディスクのみの状態で保管してはいけません。DVDのデータが入っている記録層が傷ついてしまい、データが消えてしまうことがあります。また、ケースに入れていないディスク同士を重ねて保管すると、DVDの記録層同士が擦れ合うなどして、傷がついたり、それぞれの重みによってディスクが歪むこともあります。

DVDを購入した時に入っていたケースに入れて保管することがおすすめします。そうすると、付属品も一緒に保管することができます。大量のDVDを持て余している場合は、薄型のDVDケースに移し替えるのがおすすめです。

方法E:ブルーレイと分けて保管

DVDの保管方法E:ブルーレイと分けて保管

DVDケースにブルーレイディスクを入れて保管することがあるでしょう。ブルーレイとDVDでは、記録層の構造が違います。DVDやブルーレイも、傷などの些細なことでデータが飛んでしまうような大変デリケートなものです。

ブルーレイはブルーレイ専用に作られたケースで保管しておくことがおすすめです。市販のブルーレイディスクケースやDVD・CDケースと同じサイズのものが多いため、本棚やラックに並べやすく整頓しやすいというメリットもあります。

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DVDの保管ケースおすすめ

DVDを正しく保管することが重要ですが、DVD保存ケースも寿命が大きく変わる要素の1つになります。次は、DVD保管ケースについて紹介していきます。

以下では、CDの種類とその特徴について紹介していきましょう。

一、DVD保管ケースの種類

DVDケースは、大きく分けると4種類に分類されます。

@、DVDトールケース

DVD保管ケース

DVDのケースの中でも一般的なのが、背の高いその名もトールケースです。映画や音楽DVDなどがこのケースを使用していることが多いです。

トールケースは、「アマレー(厚みが14mm)」「ワーナー(厚みが7mm)」2種類に分類されます。映画や音楽DVDケースは、14mmです。厚みが7mmのものは、大量に保管する際に適しています。

A、DVD不織布ケース

DVD保管方法不織布

不織布ケースとは、繊維を折らずに接着材などで固めた材質のケースことを指します。

軽くて低価格で、薄型でスマートに収納しやすいのが特徴です。厚みを抑えられるので、たくさんのディスクなどを引き出しなどへ収納したいときにぴったりです。

ただし、やわらかく衝撃を受けやすいため、メディアの出し入れで擦れてキズがついたり、何らかの圧力が変にかかって歪むことがあります。ブルーレイディスクは記録する保護層(カバー層)が薄いため、データ記録面に不織布の凹凸が転写されてしまうので、DVD・CD用の不織布ケースデ保管することがおすすめしません。

B、DVD収納ケース

DVDを正しく保管

DVD収納ケースは、ポリプロピレン素材のポケットに1枚ずつ収納できるよう設計されております。本棚などへの収納を考えている方におすすめします。 DVD収納ケースは「ファイルケース」「ボックスケース」2種類に分類されます。

ファイルケースは、軽くコンパクト、低価格での保存が可能です。ボックスケースは、ケース自体を重ねて保管できます。

C、DVD郵送ケース

DVD保管箱

DVD郵送ケースは、DVDを郵送するときに使用するケースになります。

最近は、パソコンやスマホで送ることも多くなっていますが、DMなどで使われることがあります。

二、DVD保管ケースの選び方

続いて、メディアケースを選ぶときにチェックしておきたいポイントを徹底解説していきます。

@、収納方法に合った商品タイプを選ぶ

引き出しに収納したい場合:不織布ケース

棚に収納したい場合:ファイルケース

一枚ずつ大切に収納したい場合:プラケース、トールケース

A、収納可能枚数で選ぶ

メディアディスクを大量に収納しておきたい場合は、100枚以上を収納しておけるファイルケースがおすすめです。

B、DVD種類で選ぶ

普通のDVDならどっちでも構わないが、Blu-rayは薄いディスクに大容量のデータを記録するため、「Blu-rayディスク」を保管する場合、繊細なディスク表面を凹凸の少ない不綿布でガードするといった特徴を備えているBlu-ray専用メディアケースがおすすめです。

C、持ち運びやすさで選ぶ

メディアディスクを大量に収納したうえで持ち運ぶことがあるなら、ファイルタイプにハンドルが付いている商品がおすすめです。

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DVDの保管方法:DVDをパソコンに保存

どれだけ最新の注意を払ってDVDを保存しても、さすが経年劣化でDVD自体が破損してしまうのです。また、DVDを何度も出し入れしていると、表面に傷や汚れが付いてデータが破損することも考えられます。

DVDの割れや傷など、不測の事故で再生できないを防ぐために、次はDVDをパソコンにバックアップする方法も解説していきます。

使うソフト:「WinX DVD Ripper Platinum」

WinX DVD Ripper Platinumはwindows、Mac両方対象で、DVD変換とDVDコピーを統合しているDVDリッピングソフトで、DVD動画をMP4、WMV、AVI、MKVなどに変換してパソコンに保管できます。

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まとめ

以上、DVDの保管方法をご紹介しました。保管方法により、ラベル面側の樹脂層に傷がつき、空気が侵入してアルミニウム層が酸化するケースが多いので、記録層を傷めないように心がけてください。

DVDをたくさん持っている人で、増え続けるDVDの保管場所に困っている人ならぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人:ミツキ

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