無料&簡単!動画から全フレームを抽出する方法(ソフト・サイト)5つご紹介

動画は、実はたくさんの静止画像(フレーム)が連続して表示されることで成り立っています。フレーム抽出とは、その1枚1枚を画像として取り出すことです。
動画からお気に入りのシーンを写真として残したい時や、動画編集の素材に使いたいときに役立ちます。本文は、無料で動画から全フレームを抽出する方法をいくつか紹介します。気になる方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
目次
無料!動画から全フレームを抽出する方法5つ
- (1):Winxvideo AI
- (2):FrameEx
- (3):Free Video to JPG Converter
- (4):VLC Media Player
- (5):OnlineConverter.com
最後:動画全フレーム抽出によくある質問【FAQ】
無料!動画から全フレームを抽出する方法5つ
動画からすべてのフレームを抽出するには、主に以下の5つのツールを利用します。
- ✅ Winxvideo AI:Windows&Mac対応、高速かつ高画質で全フレーム抽出
- ✅ FrameEx:軽量&直感的、必要なフレームを手軽に抽出
- ✅ Free Video to JPG Converter:シンプルな操作、フレーム抽出に特化
- ✅ VLC Media Player:万能メディアプレイヤー、マルチプラットフォーム対応
- ✅ OnlineConverter.com:ソフト不要、ブラウザだけでフレーム抽出
では、それぞれの使い方を紹介していきましょう。
(1)Winxvideo AIで動画から全フレームを抽出する(AI搭載・高画質)
- 📰 概要
- ● 【動作環境】:Windows 7/8/8.1/10/11(64bit);Mac
- ● 【日本語】:対応済み
- ● 【出力ファイル種類】:JPG / PNG
動画のあるシーンを静止画として保存したい時、単にキャプチャするだけでは画質が粗くなってしまうことがあります。そんな時におすすめなのはWinxvideo AIです。このソフトを使えば、動画からすべてのフレームを、高速かつ高品質に抽出することができます。
また、特定の範囲を指定してフレームを取り出したり、抽出する枚数を自由に設定したりすることが可能です。また、静止画の画像形式やサイズも変更できるので、用途に合わせて柔軟に使えます。
動画フレーム抽出のほか、Winxvideo AI はAI動画・画像高画質化、AI顔写真レタッチ、フレーム補間、手ぶれ補正、変換・圧縮など豊富な機能を内蔵されています。
Winxvideo AIで動画から全フレームを抽出する手順:
- 1 Winxvideo AIを起動して、メイン画面で「変換」を選択します。
- 2 左上の「+動画」をクリックして、フレームを抽出したい動画ファイルを追加します。
- 3 下の「ツールボックス」から「スナップショット」をダブルクリックします。
- 4 表示される画面で、右側の「フレーム全体を書き出す」にチェックを入れ、画像フォーマットや画像サイズを選択します。設定できたら、「OK」をクリックします。
- 5 最後は、「RUN」をクリックすると、動画の全フレームを抽出する作業を開始します。しばらく待つと、抽出された連続静止画像が指定のフォルダに保存されます。





※ Winxvideo AIは 5分以内の動画なら無制限&無料で処理・出力可能です。5分を超える動画を扱う場合は、有料プランの購入が必要となります。
(2):FrameExで動画から全フレームを抽出する
- 📰 概要
- ● 【動作環境】:Windows 10/11
- ● 【日本語】:非対応
- ● 【出力ファイル種類】:JPEG / PNG / BMP
FrameExは、インストーラーを解凍してすぐに使える軽量型の動画フレーム抽出ソフトです。無料で動画の全フレームまたは特定場面を、JPEG / PNG / BMP 形式の連番画像として抜き出すことができます。日本語に対応していませんが、シンプルで直感的に操作できるのが特徴です。
プレビュー編集や高度なカスタマイズができないません。とにかく、手軽に動画から全フレームを抽出したい方に向いています。
FrameExで動画から全フレームを抽出する手順:
- 1 ダウンロードしたファイルを解凍し、「FrameEx.exe」を実行します。
- 2 表示される画面の「Select the video for frame extraction」にある「Browse」で入力動画ファイルを選択し、「Select output folder」にある「Browse」で出力画像の保存先を指定します。
- 3 「Output Format」で出力フォーマットを選択した後、画面下部の「EXTRACT」を押せば、動画の全フレーム抽出作業が開始されます。

(3):Free Video to JPG Converterで動画から全フレームを抽出する
- 📰 概要
- ● 【動作環境】:Windows 11、10、8、7、XP SP3
- ● 【日本語】:対応済み
- ● 【出力ファイル種類】:JPG
Free Video to JPG Converterは、動画内のフレームを静止画として抽出、JPG形式で保存できるWindows向けのソフトです。非常にシンプルな設計のため、動画編集の知識がなくても直感的に使えます。
指定した動画を読み込むと、一定間隔ごとにフレームを自動抽出、動画内のすべてのフレームを一括抽出といった操作が可能です。
しかし、インストール時に不要なバンドルソフトが一緒に入る場合があるため、注意が必要です。
Free Video to JPG Converterで動画から全フレームを抽出する手順:
- 1 ソフトをインストール・ダウンロードして、起動します。
- 2 「+ファイル追加」をクリックし、フレーム抽出したい動画を追加します。
- 3 後は、「すべてのビデオフレーム」を選択し、「変換」をクリックすれば完了です。

(4):VLC Media Playerで動画から全フレームを抽出
- 📰 概要
- ● 【動作環境】:Windows XP以降の各種Windows、macOS、Linux、iOS、Android
- ● 【日本語】:対応済み
- ● 【出力ファイル種類】:JPG / PNG
多くの方がパソコンに VLCメディアプレーヤーをインストールしていると思います。無料で利用できるほか、様々な動画・音声フォーマットに対応しており、WindowsやmacOS、Androidなど様々なプラットフォームで動作するのが特徴です。
VLCは強力な再生機能だけでなく、動画からフレームを一定間隔で抽出する機能も備えています。必要な設定を行えば、動画を再生しながらフレームを静止画として保存することが可能です。
ただし、設定を正しく行わないと、すべてのフレームをうまく抽出できません。特に、抽出するフレーム間隔(録画比率)を適切に設定するには、動画のFPSを把握しておく必要がありますよね。
VLC Media Playerで動画から全フレームを抽出する手順:
- 1 まずはVLC media playerを起動し、上部の「ツール」>「設定」>「すべての設定」を開きます。
- 2 左側メニューの「ビデオ」>「フィルター」をクリックし、右側の「シーンビデオフィルター」にチェックを入れます。
- 3 次に、「フィルター」を展開し、「シーンフィルター」を選択して以下のような設定を行いましょう。
- ・画像形式:PNGまたはJPGなど、お好みで入力
- ・画像の幅と高さ:デフォルトのままでOK
- ・ファイル名のプレフィックス:出力される画像の名前の接頭辞。、デフォルトか任意で設定
- ・ディレクトリパスのプレフィックス:出力ファイルの保存先。必要に応じて「常に同じファイルに出力」にチェック
- ・レコーディングレシオ:動画から抽出するフレームの間隔を設定。例:10と入力すると10フレームごとに1枚抽出。動画が30fpsの場合は、1秒ごとに3フレーム抽出されます。
- 3 すべての設定が完了したら「保存」を押して設定画面を閉じます。再びVLCを開いて動画を再生すると、自動的にフレームをキャプチャし、指定フォルダに画像として保存されます。


(5):OnlineConverter.comで動画から全フレームを抽出する
- 📰 概要
- ● 【動作環境】:ブラウザ
- ● 【日本語】:対応不完全
- ● 【出力ファイル種類】:JPG / PNG / GIF
動画を全フレーム抽出したいのに、ソフトをインストールしたくない方には OnlineConverter.com がおすすめです。オンラインで動画をアップロードするだけで、簡単にフレーム抽出が可能です。キャプチャするフレームの最大数、フレーム間隔、開始時間・終了時間なども自由に設定できます。
さらに「Auto Detect(自動検出)」に設定すると、ツールが自動で動画を解析し、変化の大きい場面を優先してキャプチャしてくれます。
ただし、処理できるファイルサイズは最大200MBまで、ネット環境によってはアップロードに時間がかかる場合もあるので注意してください。
OnlineConverter.comで動画から全フレームを抽出する手順:
- 1 サイトにアクセスし、「ファイルを選択」からフレーム抽出したい動画をアップロードします。
- 2 「Options」で画像形式、「Max Count」でキャプチャするフレームの最大数、「Time Interval」で時間間隔を選択します。「Duration Options」は、「Default」に指定します。
- 3 最後に、「変換」ボタンをクリックします。処理が完了すると、コンバーターが結果を表示するウェブページに自動でリダイレクトします。

最後:動画全フレーム抽出によくある質問【FAQ】
以上、無料な動画全フレーム抽出ソフト・サイトとその使い方について解説しました。
適切なツールを選び、効率的にフレームを動画から抽出することができます。
以下は、動画全フレーム抽出を行う際に皆さんが強い関心を持つ問題と答えを解説します。
- Q1:無料で動画から全フレームを抽出できるか
-
はい。今回ご紹介した方法はすべて無料で使えます。ただし、一部のツールは無料版には制限あるため、事前に確認してください。
- Q2:複数の動画から一括でフレームを抽出可能か?
-
はい、できます。Winxvideo AIとFree Video to JPG Converterとどちらもバッチ処理対応です。 特にWinxvideo AIが短時間で複数の動画を一括処理できるためおすすめします。また、低スペックのパソコンでも快適に動作し、初心者にも使いやすいです。

Winxvideo AIは、多機能ソフトウェアでで、動画からすべてのフレームを抽出できるだけでなく、動画・音声変換、編集、圧縮、録画など幅広い機能を提供し、多様なニーズに応えられます。
- Q3:全フレーム抽出すると画質は落ちるか?
-
基本的に、フレーム抽出自体は動画の元の画質を維持したまま行えます。ただし、ソフトやオンラインサイトによっては出力形式(JPGなど)の圧縮で多少画質が劣化する場合があります。画質を重視する場合は、PNG形式での保存がおすすめです。
もし、ソース動画の画質が低い場合、Winxvideo AIの高画質化機能を使いましょう。
- Q4:動画が長い場合でも全フレーム抽出できるか?
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長時間の動画や高解像度動画は処理に時間がかかります。ソフトによっては制限がある場合もあるので、事前に確認してください。特にオンラインツールはアップロードサイズに制限があることが多いです。